きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ネオンテトラは変わらない

2016-05-19 | 母子家庭だから思うこと
去年の夏に会社の駐車場で虫に刺されたのだが、それが大きな水泡になり皮膚科にいくハメになった。(当時のブログにも書いてある。)

今年もあんなになったら敵わないので(医者代も掛かるし)、会社の駐車場の周りの草むしりをすることにした。・・とは言っても自分の車と自分が乗る会社の車の周りだけである。

雨上がりの軟らかい土だと草むしりも楽しい。
(草むしりが楽しいなんて、私もできた人間になったものだわ)オホホと自画自賛する。根っこまでスパッと抜けるとなんて気持がいいのだろう。

しかしタンポポは根っこまでなかなか取れない。背が低い上に根っこが張っているのでスパッと抜けないのである。それならそれで上部の葉っぱだけを引きちぎる。あまり気分が良くない。
それから、気分が良くないのはコンクリートに挟まった状態で生えている草である。これもスパッと根っこまで抜けない。しぶどい。上だけ引きちぎっても、やがてまた生えてくるに違いない。何て後味が悪いのだろう。

なるほど、コンクリートのような逆境の中から生えている草は、おいそれとは抜けないのだ。人間も同じかもしれない。逆境から這うように生きている人間は生き抜く力を持っているのかもしれない。そう思うとまた頑張れそうである。


それから今日は熱帯魚の水槽にスイッチを入れる。明るくなってからエサをあげるのが習慣なので、ライトがつくと魚達がざわつく。

今いるネオンテトラはどのぐらい経っているのだろう。大きいヤツは3倍以上大きくなった。(とは言っても元が小さい魚なのでせいぜい1cmぐらいだろうか。)
よく見ると、大きく育ったネオンテトラと、さほど育たないネオンテトラがいる。エサがまかれる途端に近づいて積極的に食べるテトラは大きく肥えている。エサに関心ないテトラは体が小さい。倍ほどの違いがある。

私はクラス会を思い出す。
私はエサに関心のないテトラの方だ。30年経っても集団行動にどこか違和感があり「自分はここにふさわしくない」ような気がする。例えばこの中で「1人で行くほどカラオケが好きで最近写真が趣味」の人間がいるだろうか。彼らが好きなのはテニスでありスキーであり、話題は海外旅行とかそういうことなのだろうから。(分かりやすく言うとそう言う感じ)
自分は一緒にいても何の話題もないつまらない人間だと思う。

でもネオンテトラは変わらない。
大きいヤツも小さいヤツも、食べるヤツも食べないヤツも、みんなそれなりに生きている。
たぶんどこかで死んでしまったヤツもいるのだろう。でもそれも変わらない。

エサを率先してパクパク食べて、大きくなったテトラを誉める人はいるだろうけど。

魚はなんて自由なんだろう。
ほとんど食べないようなヤツもそれなりに生きている。
それで充分じゃないか、と思う。