きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

シュールな家族

2018-06-15 | 母子家庭だから思うこと
車から降りると、ちょうど大家さんのおばあさんに会った。

「この車とこの車が傷つけられて警察に届けを出しに行ったんだよ。」と言う。

「イタヅラですか?」というと、「警察に行ったら、その向こうのあっちの駐車場でもあったんだって。」と言い、この傷だよと見せてくれた。
たしかに何者かによって入れられたような斜めの線が2本入っている。「こっちの人はよく車も磨いていたのに」と言う。

「だから警察に届けに行ったよ。」と言う。

「そしたらお巡りさんも何かあったらすぐに言って下さいって言ってたの。だからちょいちょい行ってる。」と言う。

「それからこの裏の道、この前は大喧嘩してたんだよ」と言う。「最近物騒だからさ、私はすぐに警察に言っちゃうの。」と言うので、警察には110番を掛けるんですか?最寄の警察署の番号を調べて掛けるのですか?と言うと、「私は近くの交番まで歩いて言いに行くの。」という。

「この前もほら、そこのマンションの入り口の所で、片方はサンダル片方は裸足のおかしな人がウロウロしてたんだよ」と言う。「私はすぐに交番に言いに行くの」と言う。


家に帰るとkekeがいた。

「昨日万引き家族、OMさんと観たんだ」と言うと、「それ何」と言うので、「貧乏家族の映画だよ」と言って、「そう言えば昔のうちと似てる気がする」と言った。

あの家族みたいに万引きもしないし、血のつながりは本当にあるけれど・・・我が家も見方によってはシュールな家族だったと思う。

父親がいなくて、母親と息子だけ。
そして母親の娯楽はひとりカラオケで♪回る回るよ時代は回る~と歌うこと。(当時はヒトカラという言葉はありませんでした)
(金が掛かるので人付き合いもせず、他の遊びもしなかった)

職場では「再婚しろ」といじめられ(彼らは親切のつもりのようだが、誰一人自分がという気持ちはなく、ただ無責任にからかうだけ・・)、悔しさにこら切れず、ひとりでカラオケで「戦う君の唄を戦わないやつらが笑うだろう、ファイト!」と歌ったり、ブログで毒づいたりしていたのだった。。。

kekeも学校ではいろいろあったのかもしれないな。。。


当時はクラスでもお父さんがいない子はkekeだけだったし、シュールな家庭環境だったと思う。
でもあの映画のように、それでも笑って生きてきたつもり。
バカをバカ(人の気持を分からないでからかうのをバカ)と分かった時に私の道は開けていったのだ。


時代は変わって、今は片親やいろんな家族形態も増えた。
結婚しない自由も認知されつつある。
(結婚や妊娠を押し付ける側をモラハラと呼ぶ風潮も生まれ・・)

回る回るよ時代は回る~~~ぅ
ざまーみろ!!!(^o^)丿