きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ひとり離れ小島

2019-12-27 | 今の会社

昨日は仕事納めの飲み会。
社長のお付のホステスさんが酔っ払ってしまって、一次会の終りからイチャイチャして、二次会では寝ている人におてふきを投げつけたりしていた。

そして幹事さん(?)から、「お金は(あそこにいる)sakeさんが預かっているから、残金は彼女からもらって」と言われていたにも関わらず、社長におねだりをして、社長がキレて、怒って帰ってしまったという幕切れ。(その後でホステスさんは別の男性に泣きつき、慰められながら店を後にする。)

その後は「飲みなおそう」と言う雰囲気だったが、ジバラで払うのはもとより、これ以上会社のお金を出すのも何となく抵抗があり私は帰ることにする。

今、派遣で来てくれている女の子を秀クンがとても気に入り、会社に引き入れるべく着々と根回しをしている。うちうちの飲み会があれば、女の子を連れて行き紹介を重ね、昨日の飲み会も社長に紹介すべくうまく立ち回った。
女の子が雰囲気に馴染めなくて困らないように、また女の子がうちの会社に来るのをためらわないように少しづつ会社や社長のクセなども紹介しているようである。

今日なんぞは、秀クンが珍しく集合時間の15分以上前から来ていて、私は(立場的に上座も変だし、でも人が居ない所で1人もなぁ)と思って、秀クンに「隣に座ってもいいですか?」と尋ねたところ、秀クンは「ここは女の子が来るからダメ。sakeさんはその向うに座って。(二人ではさめばきっと彼女も居やすいから)」と言うが、その後で自分が端っこでつまらないからか、やっぱりsakeさんと席を替わると言い出し、それでも真ん中は空けるにこだわるので、「私は離れ小島で1人でいればいいんですね」とイヤミをかましてやった。そういうことをちゃんと口にしないと、分からない人達だから。

私はここで樹木希林さんの言葉を思い出す。
「私は(女優という職業で)不器量に生まれてきたから、人の考えていることが分かるようになったのね。人の裏を読むのが好きなのよ。」(←たしかこんなニュアンス)



その女の子(23歳)と会うのは2回目だが、彼女は素直で健康的でクセのないポピュラーな子だ。田舎から上京して真面目に仕事をしているようで、周りからのウケもとてもいい。
「東京の海を見て驚いたでしょ?」というと、やはり湘南の海を見て真っ黒で驚いたそうである。

どうして東京に来たの?と尋ねると、「田舎だとデートしてもみんなに広まってしまって」そういうのがイやだと言っていた。(何となく分かる気がする)
でも子育てするなら田舎がいいです、とも言っていた。
東京で子育てをする気がしない。車も東京は怖いし、車線変更ができないんです。駐車も苦手だし・・・・

「私もそうだったのよ、最初の1週間は右折が怖くて左折しかできなかったの。」

でも40過ぎてからだったから、楽しかったなぁ。
今まで地下鉄でしか知らなかったところの地上を見れたから。(なんて思うのは私だけかもしれないか・・・)


そして彼女は、まぁその後でホステスさんと社長の痴話ケンカを見て、うちの会社の雰囲気をほとんど把握したことだろう。そして結構彼女はちゃんと自分を持っている子なので、うまく相槌をうちながら、周りに流されず自分の人生をみつけるに違いない。。。

どう考えても女性から見て楽しい飲み会でもないだろうに、嫌な顔をせずほぼ最後までニコニコ付き合う・・・・そう言えば23歳の頃は私もああだったかもしれない。
終電で帰るのも怖くなかったし、お酒も好きだったし、何より男の人が気遣ってくれたものね。

秀クンは彼女が手取りが少ないなか、けなげに暮らしているので週の半分は昼飯を出してあげているそうである。ちなみに私は彼女と同じぐらいの手取りだが、彼からご飯をごちそうになったことは一度もありません。

またことあるたびに、ちくちくイヤミを言ってやろう。
そうでもしないと、また1人の離れ小島になってしまうからね。