昨日の晩、kekeが台所にやってきて「自動調理器が届いた」と言う。
え!
そして箱を持ってきて開けると赤い調理器(ヘルシオという名前)が入っている。
2人で「さっそくやってみよう」ということになった。kekeは調理器と一緒についてきたレシピから「ビーフストロガノフにする」と言い、私は牛肉を買いに行き、その間kekeにはご飯を炊いてもらう。
kekeはそのレシピを見ながら牛肉400gをはさみで切って入れ、そして塩少々とはこれぐらいか?というので、「それは多いよ、もっと少なくていいのでは」と私は言い、kekeは塩とコショウを鍋に入れる。そして「薄力粉はどれ?」と言うので、「その小麦粉のビンがそうだよ」と言うと「薄力粉は小麦粉のことだったのか」と言う。それを大さじ3を鍋に入れようとするので、「ちょっとまった!!!」
「このレシピ、牛肉に塩コショウして大さじ3をまぶすとは、鍋に直接入れるのではなく、別のボールか何かでまぶすのでは?」と言いながら、ハッ!!(せっかくのやる気の芽をこうやって今までそいできたのでは?)と思い、「いや、、、そこでまぶせば一緒だから大丈夫だよ」と言うことになった。
そしてレシピどおり、kekeは玉ネギを薄切りに切り、その上に乗せ、マッシュルーム(牛肉と一緒に買うのを忘れてしまった)の代わりにしめじを100g乗せ、トマトピューレなんかも入れてフタをして、レシピを選びスイッチオン。
kekeは「大さじ3は失敗した、上手くできる気がしない」と言い、45分を待った。
鍋は勝手に「このレシピはビタミンAが足りないので補えだの、あと何分でできあがるだの、度々しゃべりだす。
(ちなみに途中でフタは開けてはならないようで、中がどうなっているか見ることもできず)
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そしてやがて「あと1分です」と言う声に続き「できあがりました」という音声が流れ(結構余計なこともペラペラしゃべっている鍋)、kekeは不安げに鍋のふたをあけると「えぇ・・・」というザンネンそうな面持ちになっている。そこにあるのは「牛肉と玉ネギの炒め煮」である。(小麦粉のせいか、牛肉が鍋にくっついている)
そして二人で食べると、「・・・・・・」味がない。
食べながら二人でどうしてこうなったのか、さまざまな議論をする。
コンソメの量が小さじ2が少なかった?(私が適当に大さじのスプーンで測って入れた)
後でkekeが調べるとコンソメ小さじ2はコンソメ6グラムだそうで、その半分ちょっとしか入れていなかった。
それから肉にまぶす塩も少なかったかもしれない。
「玉ねぎの上に肉を乗せてやればくっつかなかったかも」と言うと、kekeはレシピを読んで「玉ねぎ、肉の順になっていた」と言う。
根本的に私達はビーフチシューのようなものができると勝手に想像していたが、「ビーフストロガノフ」とは本来このような汁気の少ない煮込み料理のことを指すのではないか?という結論に至る。
その後部品も洗わねばならないけれど、スイッチを入れてほったらかしておけるのが魅力である。
レシピには他にもスープ類や、回鍋肉などもあり、無水カレーのようなレシピもある。
「回鍋肉はフライパンで炒めた方がおいしいのでは」とkekeは言うが。。。また今度何か作ってみよう。