今どき信じられないことですが、世界陸上の女子800mで優勝したセメンヤ(南ア)に性別疑惑が出ているのだとか。今年に入り、驚異的に記録を伸ばしていることに加え、逆三角形の体格などが疑惑を呼んでいるのだとか。
今の時代に果たして本当にそんなことがあるのかと思いましたが、2006年のアジア大会の同種目でも銀メダルを獲得したインド選手が男性と判明し、メダルをはく奪されたことがあるそうです。報道ではその時の詳しい経緯は書いてありませんでしたが、ドーピングなどと違って、故意にだます意図がなかった場合、いろいろと複雑な事情がありそうですが、どういう事情があるにせよ、スポーツの公平性を担保するには、医学的な性別に基づいて判断するしかないでしょうね。
もっとのどかな話題では、メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースで人気者だったメキシコ人左腕バレンズエラは、デビュー後華々しい活躍で新人王を獲得しましたが、実際の年齢が不明といわれていました。しかも、推測では5年ほどの開きがあったようです。年齢も性別も関係ない実力勝負のプロとはいえ、何とものどかな話です。