セントラル・リーグ
一時は、1.5ゲーム差まで迫っていた中日ですが、巨人との直接対決で3連敗し、巨人にマジック26が点灯したそうです。まだ8月というのに、マジックはまだちょっと早すぎという感があります。しかし、今年の巨人はラミレス、小笠原の主軸に、坂本、亀井、松本、投手では昨年伸びた山口、越智に加え東野といった若手が成長し、本当に戦力が充実しています。高橋由、イ・スンヨプを故障で欠き、実力派の谷を代打要員に押しやり、内海が不調でもこの成績です。
三度目の正直で巨人入りを熱望するホンダの長野を巨人は1位指名をする予定とのことですが、報道にあるように、今の巨人にとって外野手は補強の優先順位のトップではないでしょうし、長野にとってもベストの球団ではありません。心情的には理解できますが、本当にプロフェッショナルを目指し、長くやるつもりなら、別な選択肢もあると思います(とはいえ、二度も断ってしまった以上、今更なんでしょうけどね…)。
パシフィック・リーグ
首位を走る日本ハムのインフル騒動や絶対エース・ダルの休養など不穏な気配もしますが、目下の注目は、楽天のクライマックスシリーズに向けての3位確保がなるかどうかでしょう。まだまだ、先は長く、4位西武とのゲーム差も僅かで、そんな話題をすべき時期ではありませんが、やはり圧倒的不利な状況でスタートし、野村監督という稀有な才能を持った監督を迎えた楽天がAクラスに入るどうかは非常に大きな意味があると思います。
しかし、今日絶妙のピッチングで12勝目をあげた田中将大、40歳で30本塁打を放った山崎、野村監督を嘆かせながらもエースの存在感を発揮する岩隈、首位打者を争う鉄平、草野などおもしろいチームになってきましたよね。
メジャーリーグ
メジャーでは夏男・松井秀喜が爆発しています。守備につなかいDHの出場で、膝にたまった水を抜いたりしながらですので万全ではありませんが、「どんなに好成績をあげても来シーズンの契約はない」と書いた新聞を唖然とさせるくらいの成績を残してほしいものです。
一方、メジャー2,000本と9年連続200本に向けてばく進していたイチローがふくらはぎの張りで試合を休み、結構大騒ぎになりました。数試合ごとに主力選手が休養するのが当たり前のメジャーにあって、ずっと連続出場をしてきたイチローだからこその騒動ですね。しかし、自分のコンディションを分かっているイチローだけに、心配はないでしょう。
一方、今年メジャーにチャレンジした川上は10敗目を喫しました。松坂も復帰に向けマイナーで登板しましたが、今シーズンは昨季に比べ惨憺たる成績に終わることは確実です。かつては、日本選手は投手は通用すると言われていましたが、必ずしもそうではない状況になっています。何とか奮起を期待です。