八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

「つもりの自分」と「はた目の自分」

2010年03月10日 23時23分11秒 | 指導・育成のうんちく

つもりの自分とは、自分自身が自己認知している自分です。はた目の自分とは、文字通り他者が見た自分への評価、見方です。この二つが一致していれば問題はありませんが、大抵この二つの間にはズレがあり、そのズレがコミュニケーションギャップを生みます。このギャップを解消するには、つもりの自分とはた目の自分を一致させるか、つもりの自分とはた目の自分のギャップを理解した行動をするかのどちらかです。いずれにしても、はた目の自分を理解していないといけません。

 

自分ではがんばっている「つもり」だけど、他人から見たらがんばっているように「見えない」。

自分は自分らしくしている「つもり」だけど、他人からは常識がないようにしか「見えない」。

だとしたら、

他人から見ても分かるようにやってやるか、他人にはそう見えているんだったら、それは変えようはないのだから、仕方ないと割り切ってやっていくしかないということです。騒動になるのは、それに「つもりの自分」と「はた目の自分」の違いを理解していない時です。

 

スノーボーダー国母和宏とオリンピック代表国母和宏

最近の一番顕著な例は、大騒ぎになった国母選手でしょうね。本人の自己認知する自己像は、自己主張を貫くスノーボーダーというものだったでしょうが、世間はそうは見てくれませんでした。そのギャップがあの騒動だったということです。どっちが正しいとか間違っているとかではなく、コミュニケーションギャップの最たるものですね。

 

北野武と北野監督(ビートたけし)

北野武監督がフランスの芸術文化勲章の最高ランクのコマンドゥール勲章を受章しました。北野さんは逆に、この自分自身と「はた目の自分」の距離を常に冷徹に見ている非常にクレバーな人ですね。大物お笑い芸人の立場で映画を撮り始め、海外で映画賞を受賞したりした当初は、照れ隠しもあったでしょうが、授賞式などで場違いなギャグなども飛ばしていましたが、それに反応がないと分かると、日本では徹頭徹尾お笑い芸人の立場を貫きながら、海外では映画監督としての立場で語るなど自分自身を使い分けています。今日の受賞にあたってのコメントも、しごく常識的なものでした。

 

政治家小沢一郎と壊し屋・剛腕小沢一郎

もう一人、日本でよく話題になる人はこの人でしょう。この人の過去についてよく語られる離合集散も、まさに「つもりの自分」と「はた目の自分」のギャップ以外の何ものでもないような気がします。恐らく本人にしても、何故あれほど近くにいた人が離れていくのか理解できていないのではないでしょうか。だから、つもりの自分とはた目の自分を一致される努力もできませんし、そのギャップを分かった上での行動もとれないのでしょう。それと、ここまでこのギャップを大きくしている原因の一つは、あの強面の顔と東北人特有の口の重さでしょうね。あの説明不足が虚像を大きくしているのではないかと思います。

 

いずれにしても、別に他人におもねるということではなくて、より自分自身のパフォーマンスをあげるためには、「つもりの自分」と「はた目の自分」の違いを理解することが必要だということです。

…なんて、小難しいことを言うつもりは本当はなかったんですけどね。本当は、単に倅に対して、「一番にならなくてもいいから、野球も、勉強もがんばってほしいだけなんだ」と言ったことに対して、倅が「がんばっているよ」と言ったことに対しての、「つもりの自分」と「はた目の自分」なんですよね。早く気づいてくれ~。

 

今日のジョグ

午前中はまだまだ道が悪く、昼飯を食べると時間を置くので、結局夕方のジョグとなり距離は稼げませんでした。

 10.5km  58分08秒

 

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雪かき

2010年03月10日 13時44分30秒 | 管理人のこと、雑感

午後は晴れる予報でしたが、すぐに雪は溶けないと思ったので、今朝起きてから雪かきをしました。別に雪かきが得意なわけではありませんが、だいぶ前に大雪が降った時にカミさんの実家からもらってきた、この辺りにしては結構立派な雪かき用のスコップ(とはちょっと違いますが)があるので、ちょっとした雪が降ると雪かきをします。

 

とりあえず自分の家の前の雪をかくのですが、他の家は年輩の人が多いせいもあり、あまり雪かきもしません。そりゃそうですよね。車に乗るわけでもありませんし、家の外に出なければいいんですから、人通りが多くもない道をわざわざ雪かきをすることもないわけです。結果、私の家の前だけ雪かきしても意味はないことになってしまうので、何となく落ち着かない気分になり、家の両側を左側は通りに出るまで、右側は次の交差点あたりませ、人が通るくらいだけ雪かきをしていきます。別にご近所のためにという殊勝な心がけではなく、あくまで我が家の前だけ雪をかいてあるのが何となく落ち着かないというだけです。

 

ひと冬に一度あるかないかですが、雪国の人は始終これをやっているのかと思うと頭が下がります。大変な重労働です。でも、ひと冬に一、二度しかやらない私としては、雪遊びをする子どものように何となく熱が入って、一仕事終えた頃には汗だくになっていました。しかし、今日の雪は水分を含んで重たかったです。昨夜も山梨県内の中央本線で木が倒れてきて何時間も立ち往生していたようですが、近所の家でも自転車置き場の波型プラスチック屋根が壊れていました。積雪量はそれほどでなくても、水分を含んで重かったのでしょうね。でも、このところトレーニング不足なので、いい運動になりました。

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脱皮

2010年03月10日 09時12分11秒 | プロ野球・高校野球

だっぴ【脱皮】

(1)甲殻類・昆虫類などの、堅いクチクラ層を体表にもった動物が成長につれて

  今までの表皮脱ぎ捨てること。また、爬虫類などが皮膚を更新すること。

(2)進歩・発展するために、旧習や古い考え方を捨てること。

                       (goo辞書 提供元:「大辞林 第二版」)

 

輝きを放っていた原石も磨かずに放っておかれると、そのままただの石になってしまいます。三年目を迎えた日本ハムの中田翔選手も、そろそろ脱皮しないと、10年に一度の逸材からただの選手で終わってしまいます。ちなみに、これまでの高卒ゴールデンルーキーの三年目の成績です。もちろん、彼らは一年目から活躍していましたし、清原にいたっては新人で31本の本塁打を放ちました。そして、王さん、松井秀喜は四年目に大きく飛躍しています。

王貞治    打率.253  本塁打13  打点53 (4年目本塁打38)

清原和博  打率.286  本塁打31  打点77 (4年目本塁打35)

松井秀喜  打率.283  本塁打22  打点80 (4年目本塁打38)

 

彼がルーキーの時に、その太り過ぎたところが晩年の清原に似ていると書きましたが(「中田翔、太り過ぎだぞの巻」)、少し締まったとはいえ、まだまだ太いですし、多少結果が出るようになりましたが、力任せのスイングで確実性がないのも根本的には変わっていません。直接見てはいませんが、新聞によれば昨日の試合でも力任せのスイングで好機に結果を出せなかったそうです。彼のような立場の選手は結果が出すことが何より大事なのは言うまでもありませんが、プロセスまでダメだとかなり危機的です。若い中田は、清原の若い頃を知らないのでしょうが、清原のルーキー時代はずっとほっそりしていましたし、晩年の力任せのスイングではなく、足腰を粘り強く、柔らかく使って上手にミートするバッターでした。松井はもっと爆発力のあるスイングをしていましたが、いつも自分のポイントにボールを呼び込んで、自分のポイントに入ったボールは逃さず仕留めていました。それに対して、中田は相変わらずボールを打ちにいっているように見えます

 

素人の見方かもしれませんが、素人目で見ても、とても打てそうには見えません。髪の毛なんかに構っている場合ではなく、野球にどれだけのめり込めるかが問われています。近年のなりふる構わない補強から育てて勝つ方針に転じた巨人では、叩き上げの三年目中井大介とドラフト1位指名で二年目の大田泰示がポジション争いをしている姿をニュースでやっていました。彼らも近いうちに巨人の主力になるでしょうし、他チームでも中田の同学年や後輩がどんどん出てくるでしょう。プロの入団時の評価などは関係のない実力の世界です。中田翔、勝負の年です。

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