連日猛暑が続きますが、甲子園でも熱戦が続きます。
昨日は、センバツ準優勝の九州国際大付(福岡)対関西(岡山)戦で激闘の末、関西が勝ちましたが、好ゲームの立役者はもちろん三好・水原の両投手です。しかし、両チームとも外野からの本塁への好返球で得点を阻止するなど、堅守も見逃せません。
そして、今日甲子園に最後に登場した横浜(神奈川)も、健大高崎(群馬)の勝ち越し点を外野からのバックホームで阻止し、直後にサヨナラを決めました。
そして、今日一番の注目カード金沢(石川)対聖光学院(福島)戦の最大の注目は、150km超の釜田投手と、スプリットを駆使したドクターK・歳内投手の投げ合いですが、この試合でも、聖光学院が先制したあと、金沢の同点機を阻止する外野から本塁への好返球がありました。
高校野球などでは、結構本塁への返球が乱れて、逆に傷を広げることもありますが、昨日から見事なバックホーーーム!が続いています。
私は小学校の時から外野一筋ですが、外野手とは報われない職業です。1試合の中での守備機会はほんの数回で、下手したら守備機会ゼロなんてこともあります。しかし、いつ来るか分からない守備機会に備え、一球一球反応し、いつ抜けるか分からないけん制悪送球に備えてカバーに走ります。
そんな外野手にとって、本塁バックホームでの補殺は最高の見せ場です。そんな時に、自分がポロした時にはとても遣る瀬無い気持ちになりますが、それよりも遣る瀬無いのは、自分でもドンピシャで絶好球を返球した時に、キャッチャーがポロした時ですね…。そんな時は、本当にガックシです。今日の仕事はこれだけだったのにぃ~なんて叫びたくなります。
しかし、勝ち負けはいろいろですが、昨日今日と、外野手としてはしっかり報われるバックホーーームが続き、すがすがしい気持ちです。明日以降も、見事なバックホーーームを期待です!
↓ 見事なバックホーーームに!
※金沢・釜田投手と聖光学院・歳内投手の投げ合いは見事でしたね。序盤は次々にアウトを積み重ね、応援も心なしか静かで、両投手の淡々とした投げ合いが続きました。両チームとも得点に失策が絡んだのは残念でした。あれがなければ、本当にもっと締まって、もっとしびれた試合になったと思います。
しかし、それにしてもこの段階での、両チームのつぶし合いはもったいなかった…。