八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

世間ではなく、身近な人が目くじらを立てよ!

2011年08月23日 23時04分53秒 | プロ野球・高校野球

光星学院の飲酒問題が、波紋を広げています。

 

八重山商工・大嶺翔太(現ロッテ)の騒動とは違い、高校球児のイメージに似つかわしくない、ブログという媒体で、しかも自分自身のブログで、これまた高校球児に似つかわしくない、今時の若者風の口調で語られている内容が騒動に拍車をかけています

 

加えて、本州最北の青森に地のチームながら、県勢は3人だけでベンチ入り20人のうち10人が大阪出身という「外人部隊」が正月に帰阪中に起こしたことということで、準Ⅴで歓迎ムードだった地元も複雑な心境でしょうし、問題をややこしくしています

 

正直なところ、彼らのやったことは愚かで、幼稚なことだと思いますが、彼らの才能や達成したことと彼らの愚かな行いは別ものです。しかし、彼らと何の接点も持たない「世間」がよってたかって叩けば、彼らの才能はあっという間に潰れます。

 

そうではなく、身近にいる大人が、親身に、しかし、誰よりも厳しくしっかりと彼らに自分のしたことを反省させるべきです。そうでなければ、本当に単なる「外人部隊」で終わってしまうと思います。

 

しかし、ブログの内容を見ていると、正直なところ人間としての教育を十分できていないということが非常に強く伺われます。親元を離れて「野球留学」しにきている生徒が多数占める状況であれば、野球以上に、人間としての教育に力を注がなければいけないということを再認識させられます。マー君の母校駒大苫小牧でも問題が起きたことがありました。

 

個人の問題かもしれませんが、やはり個人の問題として片づけてはいけない部分もあると思います。能力のある選手がいい環境を求めるのは否定はしませんが、「手に余る」、「本分である教育ができない」ような状態があるのならば、過度の野球留学については十分に検討したり、モニタリングすることが必要なような気がします。

 

安易は処分やルールづくりで片付けずに、十分に議論してほしいですね。そして、当該生徒には将来に禍根を残さないよう、しっかり愛情をもって、指導をしてほしいですね。

 

 ↓ 清廉潔白であれとは言わないが、自分に恥じない言動を!

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ワーク・ライフ・バランス

2011年08月23日 22時18分23秒 | 管理人のこと、雑感

仕事生活ではなく、仕事と生活の調和をとろうという官民あげての取り組みのことです。元国連事務次長の明石康さんが、このワーク・ライフ・バランスに違和感を感じるということをコラムで書いていました。曰く、

 

「ワーク・ライフ・バランスの論調は、仕事と生活は、水と油のように相容れぬ関係で、仕事に没頭することは悪いことと言っているように感じるが、仕事に喜びを見出し、朝から晩まで働くワーカホリック(仕事中毒)であることは決して悪いことではない。仕事と生活のバランスを半々が好ましいとイメージさせるが、人生で何に意義を見出すかは人それぞれで、それが仕事であっても、生活であっても構わない。自らそれを選び、実現できることが大事だ」

というような主旨です。

 

世の中の常識や、当然のように語られることに対し、疑問を呈するのは、批評の態度として非常に大切なことですし、必要な視点です。しかし、この発言はやや上から目線というか、独善的なような気がします。

 

スポーツ選手や芸術家、起業家など、生活の糧を得るために選択した「仕事」ではなく、自分の生きがいが職業になっている人や、国や大きな組織を動かす一握りのエリートなどは、働くことそれ自体が生きがいであり、嫌々働いているわけではないでしょう

 

しかし、チャップリンのモダンタイムスのような時代からだいぶ労働時間は減り、待遇改善はされてきているとはいえ、大多数の人にとって仕事とは、生活の糧を得るためのものであり、「やりがい」をもって働くにこしたことはないですが、「生きがい」にはなかなかなり得ないものです

 

昔は今よりひどい労働条件で働いていましたが、その当時の人は「今」を知らないわけで、生活のためにはそうせざるを得なかったわけです。高度成長期もみな馬車馬のように働いていましたが、それはその先に豊かな生活があると夢を見られたからでもあります。そして、今、物質的な豊かさが飽和点を迎える中で、労働条件は楽になったと言っても、何のために働くのかを見出すのは難しくなっていると言えるでしょう。

 

明石さんは、「人それぞれ」と言いますし、それは正論です。しかし、明石さんのように仕事に生きがいを感じ、朝から晩まで働くのが苦ではない人は圧倒的な少数派であり、大多数の人は、現在の状況を個人的なものと片付けられないと思います。私は会社に行くのは嫌ではありませんし、やりがいを持って働きたいと思っていますし。しかし、仕事はどこまで行っても仕事であり、「生きがい」でも「第一」でもありません。明石さんがワーク・ライフ・バランスが仕事を悪者扱いしていると思うように、私から見れば、明石さんはワーク・ライフ・バランスを「面白おかしく過ごすもの」という偏見を持っているように思います

 

生きるために働かなければならない時代を過ぎ、豊かになるということを目指しがむしゃらに働く時代を過ぎ、物質的には豊かにはなったものの何のために働くのかに迷う人が多い時代になったからこそ出てきた、ワーク・ライフ・バランスであり、別に「面白おかしく過ごしたい」わけではないと思います

 

今の社会背景の中で仕事とバランスをとるべき生活とは、都市化、近代化の中で失われた、地域とのつながりなどを再生することではないかと、個人的には思います。子どもの頃から引っ越しで関東各地を転々とした私は、ここ八王子でようやく腰を落ち着けました。しかし、2時間近くかけて都心に通勤する毎日の中で、家は寝に帰ってくるような場所で、当然ながら「家」を持っても地域の中では根無し草でした。それが、倅が散ドラに入って自分が参加するようになって、ようやく少しですが、地域に足がかりが出来たように思います。これからの日本にはそういうことがとても大事なことのような気がします。

 

が、しかし、です。自分自身のそんな思惑とは別に、組織は組織の都合で動くので、なかなか思うようにさせてくれないのも実情です。今の立場は一スタッフなので、自分の与えられた仕事を自分の裁量の中でこなしていれば、かなり自由に動けます。できれば、ずっとこのままでいたいところですが、年齢的にもそろそろそれだけでは済まない雰囲気が非常にしています。今年の春は何とか逃げ切りましたが、来年の春も逃げ切れるのか。正直なところ、かなり外堀が埋まっているような気がしてなりません。悩みどころです。

 

今日のジョグ

ずる休み。

 

 

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