トンチン菅氏が、遂に諦めました。自分が退陣表明をせずのらりくらりとしていれば、野党が反発し、自らが退陣条件とした特例公債法案や再生可能エネルギー法案が今国会中に成立せず、延命でき、その後は「脱原発」を突破口にずるずる居座りを続けようという思惑が、土壇場での与野党3党合意でもろくも崩れたためでしょう。
しかし、スッカラ菅氏がどんな思惑を持っていようと、国民の大半が見放しており、菅氏が妄想したような大逆転なんてあり得ない状況にもかかわらず、この2ヶ月以上延命工作を続けたことは、本当に国民に対する「罪」ですらあります。
毎日のぶら下がり会見も拒否し続け、自分の都合のいい時しか受け答えしないチンプン菅氏が、昨日、思わせぶりに「自分の言ったことに責任を持つ」云々と発言をしましたが、何を今さらです。はっきり言って、旗色が悪くなったため、プライドだけは地球並に肥大化している真空菅氏は、体裁を繕っただけです(全然繕えてはいませんけどね)。
今日も、最後っ屁のように、「私はやるべきことをやってきた。残念ながら国民に十分理解してもらえていない」と述べたそうです。どこまで思い上がったバカなのでしょうか。そして、どこまで国民をどこまでバカにしているのでしょう。本当に最後の最後まで馬鹿者です。「歴史が評価する」という言葉が好きな妄想男ですが、はっきり言って歴史が評価するまでもありません。アメリカのレーガン大統領などは後に再評価されていますが、菅くんは、はっきり言って何もしていないエンプティです(もっと言わせてもらえば、何もしない方がまだましで、かなりの害悪を垂れ流していますが)。
本当にこの国難にあって一丸となって復興に当たるべき時に、国民は民度の高さを見せているにもかからず、こうした私利私欲しかない小人物をトップに持ったことは、歴史上でも例を見ないくらい情けなく、悲惨なことでした。二重の災害にあったようなものです。
誰だって菅よりはましですが、そういう後ろ向きな評価に甘んじず、次に首相の座に座る人は、本当に日本の形を考える人になってほしいものです。
今日、官邸を後にする時の記者の掛け声(立ち止まってのぶら下がり会見は登校拒否のままですから)が笑えました。曰く、「総理!総理! 今日、退陣をほぼ明言されましたが、そのお考えをお聞かせください」ですと。
「ほぼ明言」ってどんな言葉ですか? でも、菅くんのこれまでのペテン師ぶりを見ていると、こう言うのも分からなくはありません。どこまでも、言ってない、そういう意味ではない、と方便、詭弁を労する人のことです。あながちまだ何かを考えていないとも限りません。今日の発言のあとでも、まだ自民党の中では「本当に辞めるのか」という声があるそうですから。
歴史に名を残すことにことさら執心している馬鹿男のようですが、残念ながら、悪名以外はまず残ることはないでしょうね。私自身は、一刻も早く忘れてしまいたい忌まわしい日本の歴史ですし、もう二度と見たくない顔だからです。
やれやれ…。