今日は比較的過ごしやすい気温でしたが、それでも30℃をちょっと越える真夏日となりました。それでもエアコンはつけずに、窓全開で風を入れ、扇風機で暑さをしのいでいます。
しかし、考えてみれば、昔はエアコンはありませんでした。いつからエアコンが一般的になったのでしょう。自分の家で考えれば、私が大学入学で東京に出てくるまでまでは付いていませんでした。私の部屋は2階の南向きで暑くてたまらず、受験勉強も何もあったものではないので、エアコンをつけてくれと文句を言ったものですが、母は「体に悪いから」の一言でまったく取り合ってくれませんでした。しかし、理由は絶対に違います。私が東京に出てから、中古住宅を買って引っ越しましたが、エアコンがしっかり付いてましたから。
1984年頃のことですが、この頃の世帯普及率が50%くらいです。まあ、付いてない家があっても不思議でない状況だったのですね。そして、東京に出てきて住んでいたボロアパートに当然エアコンはありませんでした。暑い日には窓を開け、扇風機をつけ、額に汗をにじませながら、過ごしていました。それに、今のように35℃、36℃なんてことはなかったように思います。
そして、就職して風呂付・エアコン付のワンルームマンションに引っ越したのが1988年ですが、それでも世帯普及率は60%程度です。80%を超えたのは1990年代も半ばになってのことです。それを考えれば、今の世の中、便利になりすぎているんですね。
でも、一度手にした便利さを手放すことはなかなか出来ません。やっぱり、猛烈に暑い日には、エアコンの効いた部屋の快適さですからね。今年いろんな工夫が紹介されましたが、緑のカーテンとか、サーキュレーターとか、出来る範囲の省エネをしながら、便利さを利用していくのが現実的なんでしょうね。