津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

読みたい本

2004-10-10 13:58:36 | 書籍・読書
 唐木順三著「千利休」に、福井県立図書館から藩の裏面史「片つん
ぼ記」なる本が出版されそれを購入したとある。
図書館は「この出版を菊池寛がもし知っていたら『忠直卿行状記』は
もっと違ったものになっていたろう」とコメントしていたらしい。
昭和40年前後の話だ。

さっそく福井県立図書館に電話した。書名を告げると一寸待たされて
男性の職員が対応され「へんろうき」ですねと云われる。
一瞬に理解した「片聾記」だ。「いまはそう云っています」ごもっとも、
今は使ってはならない語句だから。「古書籍店でも手に入らない
でしょう。有っても10万くらいしますよ」・・・・・
駄目だ・・・・熊本県立図書館の検索を試みたが無い。

「藩の裏面史」が気になる。何が書いてあるんだ・・・。
コメント (6)
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読み比べ

2004-10-10 11:00:18 | 書籍・読書
 旧 村井康彦著「千利休」 日本放送出版協会 1971年3月
 新 村井康彦著「千利休」 講談社学術文庫  2004年2月
 目次を見ると内容は殆ど変わっていない。1977年版を改めている。

 現存する利休最後の手紙は松井家に所蔵される「羽与さま、古
 織さま」が淀川べりまで送りにきたことを「驚存候」と伝える、
 あの有名な書状・・・・と思っていた。
 ぴえーるさんのご教示で別のものが有ることを知った。
 芝山監物に当てたこの手紙は「かなしく候、かなしく候」と最
 後を結ぶ人間味あふれる利休の姿を見ることが出来る。
 切腹の際の気迫に満ちたあの辞世とは好対照だ。

 千家略系図が新たに入っている。が・・・
 わが肥後古流の遠祖、利休女婿・円乗坊宗円の名が欠落している。
 著者は気づいておられるのだろうか。
 
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