津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■文字散策4-「齋」と「齊」

2025-01-18 07:34:51 | オークション

 歴史のことなど深い知見もないままに始めた我がサイト、当初の頃はこの「齋」と「齊」の字の区別もままならず、お叱りのご指摘を受けたことも懐かしい思い出である。
「齋=斎」は「忌み」であるが、細川家における藤孝公の「幽齋」、忠興公の「三齋」の「齋」は 、「心身を清めて 神に仕ること。」と考える。
幽齋公の残された文書で「幽齋」と記名されたものは多く無く思われ「玄旨」が多いように思うが・・
さて、現在ヤフオクで三斎公の著名と花押の「断簡」が出品されている。つまり、ある文書からこの部分を切り取ったものである。
「模写」とあるのは、案文であることをうかがわせるが、それにしても内容が失われて痛々しい。

【模写】委託HK◇時代 細川三斎書状花押断簡(未装)(掛軸 掛物 茶掛 表具 揮毫 手紙 消息 花押 武将 大名 細川忠興 茶の湯 利休七哲 )


                  


「齊(斉)」の字は、細川家の10代・11代・12代の三代が、将軍家齊から御名を頂戴して齊茲・齊樹・齊護を名乗った。
一斉とか斉唱などの言葉から察せられるように、「凹凸がなく等しく揃っている。調っている。」の意である。

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