昨年末、あと数日でお正月という日に義兄が亡くなった。
その義兄が一振りの刀を持っている。あの剛刀「同田貫」である。
義兄の家は、同田貫を造った刀工小山氏の末裔だが、住まいしていた処はか
って作刀をしていた場所で、いまでも裏の畑からタタラで作られた鋼の残滓が
出てくるという。かって私も一度だけその「同田貫」を見たことが有る。
身幅がやや広く反りが少ない、いかにも実戦向きのその刀は、鈍い光をたたえ
てずっしりとその重みを私の手に伝えた。
1月6日の地元熊本日日新聞は、刀鍛冶同田貫が造ったとする江戸末期の火
縄銃「同田貫銃」を、玉名市立博物館が購入したことを伝えている。
5月には「同田貫」の企画展が、同博物館で開かれるという。ぜひこの眼で確
かめたいと思う。
この剛刀同田貫についても、わがサイトで何らかの形でアップしたいと願ってい
たが、力が至らず義兄の急死に遭遇し、いささかの悔いを感じている。
http://lets.kumanichi.com/kumamoto_rena/simen/02/040526/
ちなみに、胴田貫と表記しているものが多々あるが、同田貫が本当で、殆どの
刀にそのように刻されている。
その義兄が一振りの刀を持っている。あの剛刀「同田貫」である。
義兄の家は、同田貫を造った刀工小山氏の末裔だが、住まいしていた処はか
って作刀をしていた場所で、いまでも裏の畑からタタラで作られた鋼の残滓が
出てくるという。かって私も一度だけその「同田貫」を見たことが有る。
身幅がやや広く反りが少ない、いかにも実戦向きのその刀は、鈍い光をたたえ
てずっしりとその重みを私の手に伝えた。
1月6日の地元熊本日日新聞は、刀鍛冶同田貫が造ったとする江戸末期の火
縄銃「同田貫銃」を、玉名市立博物館が購入したことを伝えている。
5月には「同田貫」の企画展が、同博物館で開かれるという。ぜひこの眼で確
かめたいと思う。
この剛刀同田貫についても、わがサイトで何らかの形でアップしたいと願ってい
たが、力が至らず義兄の急死に遭遇し、いささかの悔いを感じている。
http://lets.kumanichi.com/kumamoto_rena/simen/02/040526/
ちなみに、胴田貫と表記しているものが多々あるが、同田貫が本当で、殆どの
刀にそのように刻されている。