天正十五年(1589)十月一日の「北野大茶会」に於ては、拝殿に三つの茶室が
舗設られたが、中央が秀吉の黄金の茶室である。「群書類従」の「北野大茶湯之
記」によると、利休を始め26人の名前が記されている。秀吉・前田利家・細川
玄旨・古渓和尚、今井宗久・津田宗及などの名前と共に「円乗坊」の記載が有る。
(千)紹安・少庵と共に列座している。超一流の茶人であった事が伺えるし、利
休の「極真之台子」の相伝が唯一、宗円に伝えられたことからも利休の信頼が如
何に大きかったかが窺い知れる。藤井学著「本能寺と信長」は、円乗坊を当代超
一流の大茶人としているが、茶道研究家の扱いは今一である。更なる研究がなさ
れて詳しい円乗坊宗円が紹介されることを願っている。
わが「肥後古流」茶道の太祖である。
舗設られたが、中央が秀吉の黄金の茶室である。「群書類従」の「北野大茶湯之
記」によると、利休を始め26人の名前が記されている。秀吉・前田利家・細川
玄旨・古渓和尚、今井宗久・津田宗及などの名前と共に「円乗坊」の記載が有る。
(千)紹安・少庵と共に列座している。超一流の茶人であった事が伺えるし、利
休の「極真之台子」の相伝が唯一、宗円に伝えられたことからも利休の信頼が如
何に大きかったかが窺い知れる。藤井学著「本能寺と信長」は、円乗坊を当代超
一流の大茶人としているが、茶道研究家の扱いは今一である。更なる研究がなさ
れて詳しい円乗坊宗円が紹介されることを願っている。
わが「肥後古流」茶道の太祖である。