まったくの偶然だが、去年の今日 高麗門周辺の発掘調査 を書いた。
その西側の高麗門から妙解寺にいたる御成道跡の発掘現場は、11月末一連の発掘調査は終了する。現場は九州新幹線に並行する在来線の高架化の工事が熊本駅側と新町側から進んでおり、発掘作業の終了を待つ形で、工事が続けられドッキングすることになる。こちらで最後の説明会があるという事で出席した。こないだクレーン車の転倒事故で新幹線が長時間ストップした高麗門側から道を挟んだ西側の四つの工区である。幅8メートルほどの御成り道が確認されたこと、滴水瓦その他の年号が確認される瓦の出土、西南戦争時の水攻めによる土砂の堆積等々、興味あるお話を伺う。貴重な史料も頂戴して、約2時間弱の貴重な時間を過ごした。