津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■ただいま勉強中「暦ものがたり」

2014-10-07 10:40:13 | 書籍・読書

                                            商品の詳細

 今月の史談会(10月11日)は「江戸期の暦・太陰太陽暦(含・世界の暦法)」を伺う事になったが、私も少々勉強中。
先にご紹介した 「暁」の謎を解く 平安人の時間表現 (角川選書と共にこの本を読んで楽しんでいる。

内容(「BOOK」データベースより)

今日が何年何月何日か分からない日常を、想像できるだろうか。古来、暦は人々の生活に不可欠であり、その変遷をひも解けば、各時代の生活・文化・社会が鮮やかに見えてくる。日本人にとって暦とはなにか―。日本最古の暦をはじめ、宣明暦・貞享暦ほか旧暦のあゆみ、貴族の男性たちが使った具注暦や女性が使ったかな暦、月の大小を示す「大小暦」や字の読めない人のための「絵暦」などを詳説。豊富な事例とともに、時代を映す暦の森羅万象がわかる。
 
古文書に出てくる日付を単純にグレゴリオ暦に変換しても、新暦に慣れ親しんでいる我々はその季節感までは感じることが出来ない。
ちなみに今年の旧暦元旦は新暦の1月31日だった。かくいう今日10月7日は旧暦9月14日、明日8日は夕方から皆既月食ですね~。


 

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■「北村甚太郎覚書」釈文--21・22

2014-10-07 06:55:53 | 史料

                                    い丹しへも今も替らぬ世中尓心の多祢越残す言のは

                                    傳同八条殿より七月廿七日家老大田甚助を以扱之儀被仰

                                    越候得とも 幽斎公御同心無御座候尓付其後徳善院

                                    勅命奉り双方尓和儀を被取扱候又勅命有之中院殿・

                                    三条殿・烏丸殿并前田主膳等を田邊の被下種々取扱

                                    有之勅詔再三尓付て 幽斎公難黙止和儀を被成御出

                                    陳被成候事右は紀州衆ニ相尋由尓て森雲仙よ里

                                    大木織部方尓於江戸延宝四年尓申来候節織部方より返

                                    答書の写筆ハ山崎角右衛門と覚申候

                              一、其後頓而 幽斎公御上洛可被成尓相定申尓付我等所へ為

                                御使者藤木伊右衛門・石寺甚助を被下被仰出候ハ今度於籠

                                城萬事精を出し肝煎申御満足被成候何方尓罷在候とも

                                於路か尓被思召間敷候との御掟の旨具尓被申渡金子二包

                                                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                                北村甚太郎・北村勘三郎へと御書被成為持被下頂戴仕誠尓以

                                忝次第奉存候其時我等御請尓申上候ハ私儀ハ何方まても

                                 幽斎様御供仕御奉公可申上候弟勘三郎儀は老足の親共尓

                                付置いつくに成とも召置可申覚悟尓て御座候こ連この趣可然様

                                尓被仰上被下旨両人へ申候へは則言上被仕候得は申上候趣御満足
                                      一本コレヨリ別項トナル
                                被成候由右両人又私弟へ被下候なり其後城中皆々へ被仰渡候ハ

                                久々籠城尓て何も骨を折申候銘々の屋敷へ罷出く川ろぎ申し候

                                得と被仰出材木なと被下候尓付て皆々古屋敷へ罷出小屋を

                                懸ヶ申候我等も小屋を懸居候所へ寄手衆頭ニハ国本々々へ被帰
                                   下下は
                                下候末諸道具共有之故残居申も有之其衆我等共元屋敷へ

                                罷出候事を傳聞我等所へ山崎左馬より使両人参候名を尋申候へハ

                                一人ハ家老山崎十左衛門今一人ハ堀田市左衛門と申仁なり両人被申候

                                は(盤)左馬助帰国之時分被申付置候若貴殿他国へも被出候ハバ是非

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