松本寿三郎先生監修の「熊本藩侍帳集成」に「十二組名附帳」がある。文政四年十月朔日附で番方十二組の531名の名前が組毎に記載されている。
一番・尾藤多賀丞組以下、牧新五組、宮村典太組、木下平馬組、志水久馬助組・續繁也組、朽木内匠組、遠坂関内組、齋藤勘介組、有吉清九郎組、松下清蔵組、西山大衛組などである。
これ以外にここには含まれない、あと4~500名くらい(?)の藩士が居ることになる。
この侍帳の特徴は家禄・氏名の下にどこに在宅しているかが書かれていることである。
在宅とはかって■在宅という記事を書いたからご参照いただきたい。500石以下の家士が生活再建のために地方で生活することを言う。
原則侍は遠隔地に勤務する者を除き府中で暮らすのが原則である。
その数が193名 有るというのが驚きである。好きで地方で生活しているわけではない。この数字を見ると藩財政が困窮の中にあることがよくわかる。
只今「新・細川藩侍帳」に反映中である。
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