津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■井関隆子のエスプリ日記

2016-10-26 11:37:49 | 書籍・読書

                            旗本夫人が見た江戸のたそがれ―井関隆子のエスプリ日記 (文春新書 606)
 最近文春文庫の「旗本夫人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日記」を読んでいる。
原本は十二冊の旗本夫人・井関隆子の日記であり、これを著者である深沢秋男氏が「井関隆子日記」三巻にまとめられた。
私がこれを知ったのは、この日記の内容が約20年前の大学センター試験に出題されたという事からである。
「井関隆子日記」三巻を手に入れようかと思ったが、まずは細川家専門でいこうと考えて止めにした。
最近たまたま文春文庫の先述の本に出会い購入した。深沢先生によるダイジェスト版といったものだがなかなか面白い。
隆子の夫君は江戸城の御広敷を差配するエリート官僚である。隆子は優れた学識・知性に裏打ちされた歴史認識をもち、批評・評論家としてこの日記を認めているようだ。
こうなると原本を読みたくなるのは人情である。日本の古本屋に早速の手配である。

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