津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「文久航海記」と三宅一族

2016-10-11 10:57:54 | 書籍・読書

 先に■昭和49年初版「航米記」を読む を書いた処、同時期の航欧記である「文久航海記」があることをAA様からご紹介いただいた。
そしてこの本の原作者ともいうべき人(著者は孫)が三宅秀(東大医学部の初代学部長) であり、その先祖をさかのぼると三宅藤右衛門重元の子孫であるとのご教示であった。
この「文久航海記」をググっていたところ、あのスフィンクスをバックに居並ぶサムライの写真があった。
私は「維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ」という本を持っているが、それがこの写真の本である。
そしてスフィンクスの肩のあたりに登っているのがほかならぬ三宅秀(ひいず)なのだそうである。
(ご連絡を頂いてからまだ荷が開かれていない段ボール箱を開いて探しているが、未だ発見にいたっていない。)
「文久航海記」については「日本の古本屋」から早速購入の手続きを取った。

処でこの三宅秀は次のような関係で三宅一族であることが判明した 。

 

           細川忠興
             ‖
    明智光秀---+--ガラシャ
          |
          +---女
              ‖
  出雲---弥平次(明智左馬助)---藤兵衛---+--藤右衛門---+--藤兵衛---・・・・・・・・・・・・(細川家家臣・三宅平太郎家)
                   |         |
                   |      +--伊兵衛---+---重安
                   |            |
                   |            +---女
                   |            |
                   |            +---女
                   |                島原住三宅姓  ‖ 
                   |             休庵---元哉---+---玄碩---英庵---艮斎--

                                                           +---徳助重信              |    (休庵は三宅猪兵衛娘婿 2020:4:24修正
                   |                     +---文泰            AA様のご教示による)
                   +---加右衛門重豊
                   |
                   +---新兵衛重行---新兵衛---九郎兵衛重房---権兵衛--・・・・・(細川家家臣・三宅新十郎家)
                   |
                   +---庄之助(左京?)

 

 尚、三宅秀氏以降の歴代についてAA様から次のようにご教示いただいた。厚くお礼申し上げる。   

三宅秀の長男・鑛一は、東大医学部精神医学教授になり、「文久航海記」の序文を書かれました。
三宅鑛一の長男・仁(まさし)は、東大医学部病理学教授になり、肝硬変の「三宅分類」や、(唯一の被爆国なので当たり前ではありますが、)世界初の原爆症患者の病理解剖、といった功績を遺した方です。
 
これは余談ですが、アニメ「風立ちぬ」の主人公のモデル(の一人)・堀越二郎の妻・須磨子は、三宅秀の孫娘(の一人)です。

 

                                                    

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■大くしゃみ 見上げる空の高さかな

2016-10-11 07:04:58 | 徒然

 昨日(03:57)につづき、今朝(06:50)も震度3の地震、まだまだ熊本地震の主は健在のようだ。
阿蘇山の噴火の被害が農業や観光などに深刻な被害をもたらし、噴煙は風に乗って高松まで運んだとか・・・・、
小国町(阿蘇郡)中心部では20数軒が燃える火事。二重三重の試練をもたらしている。

大きな台風12・18号は熊本を避けてくれて、秋の気配をもたらし、先週は連日つづいていた気温31度が、今週に入ってから26度ほど、最低気温も5~6度下がって16~17度となった。
お蔭で早速のど風邪をひき、大くしゃみを連発し、鼻水が止まらずティッシュの箱が手放せない。 
朝はまどを閉め、シャツを一枚重ね着をし、あさの冷スープが温スープに変わった。
ベランダから空を見上げると入道雲が姿を消して、青空は高くいかにも秋らしい。
周辺のブルーシートで覆われていた屋根の数もずいぶん減り、あと数日で熊本地震発生の日から6ヶ月、被災者の方の日常も戻りつつある。
 

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