本震から6ヶ月の今朝も阿蘇地方で余震があったらしい。熊本地方は昨日は都合7回の余震があった。
地元熊本ではメディアが盛んに特集を組んで本震から6ヶ月の現状を伝えている。
公的解体が進まず、倒壊した建物は6ヶ月前そのままの姿をさらしている。
山や田畑、道路、人家の中に人を飲み込むような活断層の亀裂がはしり、その場所での生活再建を躊躇させている。
かって穏やかで豊かな人間関係が営まれていたコミュニティに対する人々の愛着は今でも変わりはないが、この自然の脅威の中に身を置くとその気持ちをも打ち砕きつつあるようだ。
高層マンションに住まい、近代的な生活をおう歌していた人たちが強烈な揺れを経験、多大な被害をうけて住まいを離れつつある。
避難階段を下りるのに体力の限界を感じ、地上に降りても近隣の人たちとの日頃のコミュニケーションがなく右往左往し、車は人様の車のために出すことが出来ず、ただ街中を家族四人為すすべを知らずさ迷い歩いたという知人がいる。
これは熊本地震のみの現象ではなく、今後発生するかもしれぬ大地震の教訓としなければならないことである。
わが身を守り、家族を守るために防災意識を高め、準備や避難行動の予行など用意おさおさ怠りなくすることが大事である。
あしたとは言わず、今すぐにも全国津々浦々で起こりうる話である。