津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■花畑御屋敷・今昔

2016-10-10 11:25:00 | 歴史

 「熊本藩年表稿」の寛永十六年の今日十月九日の項に次のようにある。

    花畑館火事に付早飛脚を派遣す。
   
この時期藩主忠利は参勤で江戸にあり、熊本には光利(光尚)が在国していた。光利が忠利に宛てて書状を発したものであろう。 十日になると

   花畑館火事につき、阿蘇在住財津一族残らず見舞いに来る。
   また阿蘇山神主も見舞いにくる。                 とある。

これ以上の詳しい記述はなく、火事は小規模のものではなかったのか、熊本の火事の歴史を見ても出てこない。
23日になると光利は芦北地方の巡視にでかけ11月3日帰城している。

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この花畑館のあたりは現在NHKの熊本放送局が建設されている。現在ほぼその全容が見えつつある。
新たな局舎での放送開始は新年度だろうか。左手のビルには朝日新聞の熊本支局が有る。
花畑御屋敷の跡はマスコミの雄が主となる。

          http://www.nhk.or.jp/kumamoto/station_info/shinkaikan/shinkaikan-photo.html 

右手の豊かな木々が見えるのが「花畑公園」、まさしく花畑御屋敷跡、西端にあたる場所である。

 

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