津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川家墓所、修復遠く

2016-10-07 13:35:34 | 熊本地震

細川家墓所、修復遠く 庭園エリアは無料開放   2016年10月07日 熊本日日新聞から


細川家墓所、修復遠く 庭園エリアは無料開放   の写真、図解
石灯籠が崩れ落ちたままの北岡自然公園。奥に見える細川家三霊廟は、戸板が一部外れるなどしたが、大きな被害はなかった=6日午後、熊本市中央区(高見伸)
細川家墓所、修復遠く 庭園エリアは無料開放   の写真、図解
江戸後期に造られた妙解橋も、欄干が崩落した。右奥の山門も一部破損している
細川家墓所、修復遠く 庭園エリアは無料開放   の写真、図解
園内の広場でも石灯籠が倒れたままになっている。奥の土塀も屋根部が崩落し、シートで覆われている
 
 熊本市は6日、熊本地震で被災した中央区横手の国指定史跡・北岡自然公園を報道陣に公開した。細川家三霊廟[れいびょう]の唐門や熊本藩6代藩主・細川重賢公の墓は倒れたままで、復旧には3年以上かかる見込み。被害のなかった庭園エリアのみ、7日から無料開放される。
公園は、初代熊本藩主忠利公の菩提[ぼだい]寺「妙解寺[みょうげじ]」跡地で約4万3千平方メートル。1955年に市が細川家から譲り受け、公園として整備した。園内には、忠利公らをまつる三霊廟を中心に歴代藩主らの墓25基や石灯籠約160基などが並ぶ。震災で、三霊廟入り口の唐門(高さ約5メートル、幅約3メートル)が倒壊。墓や石灯籠も、ほぼすべてに転倒やずれが生じ、江戸後期とみられる妙解橋の欄干も崩落した。
修復は手付かずの状態で、崩壊した唐門一帯はビニールシートで覆われていた。霊廟の南にある重賢公の墓は、上部の石材が転げ落ちたままになっている。「唐門は江戸前期に建てられたが、過去の災害で倒壊した記録はない」と市文化振興課。崩れた部材を組み立て直し、修復する。来年度から本格的な工事に着手し、2019年度に完了予定。復旧費は2億8千万円を見込む。(高橋俊啓)
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