我が家の2代目さんが活躍したのは綱利公の時代である。参勤にも4~5度御供をしているし、代参を命じられたり中々頑張っている。
そんな中、綱利女・光姫の嫁入り道具調達に走り回った。
綱利夫人は家康の孫娘、つまり松平讃岐守頼重養女・久姫(実ハ水戸中納言頼房息女)だから、光姫は家康の曾孫として、その結婚は華やかなものであったろう。
お相手は徳川家臣としては筆頭格ともいえる家柄の「左衛門尉酒井家」(荘内藩主)6代目の酒井忠眞である。
我家の先祖附には「元禄二年巳二月十五日より光姫様御祝言ニ付而 京都江戸ニ而致出来候 御道具支配人被仰付江戸へ被残置候(以下略)」とある。
光姫は寛文八年(1668)戌申正月十九日江戸に生まれている。酒井忠眞に嫁いだが、元禄九年(1696)丙子十一月十六日に亡くなっている。
年二十九歳。僅か九年の結婚生活である。
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