津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

清華家「久我家」

2006-04-09 09:03:27 | 歴史
 細川家と深い関係がある公家に清華家の久我家がある。下れば女優久我美子の名を見ることが出来るが、祖父常通氏は元侯爵である。遡れば大友宗麟の女が嫁した久我三休や、その甥下津棒庵(加藤清正臣→細川家臣)などが、良く知られる。さて細川家との縁戚関係はかなり濃密である。細川綱利養女(実・弟、初代新田藩主細川利重女)が、久我惟通に嫁した事に始まる。その子久我通兄の女(婦由姫)が八代細川重賢に嫁した。重賢の孫(九代・治年女)が通兄の曾孫通明(養子・中院通継子)に嫁し、通明の妹が五代新田藩主細川利致に嫁している。ちなみに、久我通兄の女(重賢室・妹)は東久世通晴に嫁しているが、東久世家を遡ると久我祖秀(下津棒庵)の三男が東久世通廉である。
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memo・宮武外骨夫人

2006-04-08 16:27:36 | 歴史
 宮武外骨のご夫人は、緒方八節。細川家新田支藩(のちの高瀬藩)九代目利用の末弟倫親の女である。この倫親が家老緒方十左衛門常可の養子となったが故の緒方姓である。
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繁殖力

2006-04-08 11:32:16 | 徒然
 スケートで活躍中の織田信成君のご先祖は、信長とどういう関係の人なのか・・知らない。織田の一族の繁殖力はものすごいし、徳川家についても同様だ。秀吉は好色な人だったと伝えられるが、生産機能が劣化していたのだろう。家康は側室の出自や容姿などには余りこだわりを見せず、健康を旨としたらしいが、秀吉は美女狂いでこれがいけなかったのかもしれない。天下取には繁殖力が不可欠であった。

 私の「姓」は、別段変っている訳ではないが数は少ない。名刺を出すと「あまりお見掛けしませんねー」と言われるから、「繁殖力がなくて、親類も少なくて」と答えている。曽祖父の時代まで、よくぞ絶家しなかったと思うのだが、男子一人で繋がってきた。その曽祖父に男子が三人あり、一人が絶家、残りの二人(祖父兄弟)のそれぞれ一人の男子によって繋がってきた。(父とその従兄弟=大叔父)私が又一人息子で、二人の男子があるが、長男に男子が一人、二男は未婚である。大叔父の方は二人の男子があり、繁殖の可能性が期待できる。何れにしろ少子化の時代だから、大繁殖は望めないが、墓守だけはなくならないようにと願うだけである。
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伊右衛門

2006-04-08 10:27:08 | 徒然
 宮沢りえと、本木雅弘演ずるところのあのCFは秀逸である。あの短い時間に、叙情感あふれる時空間を作り上げている。二人の演技のなかに見えるほのかな色香が微笑ましい。大河ドラマ「徳川慶喜」の本木の演技で、「このジャニーズいい俳優になるなー」と思っていたが、この伊右衛門さんには何か賞を上げていいと思う。宮沢りえはすでにジャリタレを脱して久しく大女優に足を入れ、足跡を残しつつある。二人の今後に多いに期待したい。遠出した車の中から「伊右衛門」さんのボトルが出てきた。「伊右衛門」さんはCFに違わず美味い。
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どうなる民主党

2006-04-06 11:30:24 | 徒然
 永田議員による偽メール事件は、民主党執行部の若さを露呈した。あきれ果てて物が言えない、素人集団か。 さて小沢VS管の一騎打ちになった今回の党主選、大変興味深い。私は小沢氏の国家感に共鳴するところが多く、少々期待している。その豪腕ぶりが批判を受けるが、さてどう折り合いをつけて理想を追うのか。若い連中には拒否反応もあるようだが、自分たちの仲間の犯した大失敗を謙虚に反省し、大先輩政治家のお手並を勉強することだ。若いばかりでは駄目なことを、思い知ったことだろう。「青・老・壮」バランスの取れた再構築が必要だ。
 昨日は仕事で、又福岡の行橋まで出かけた。高速道・小倉ICをおりた道筋に、珍しく社民党のポスターがあちこちに貼られているのを目にした。「米軍基地化NO」とか書いてある。パトリオットが配備されている築城(ついき)基地がすぐ隣にあるためである。かっての社会党の残滓を見た思いがした。その社会党系の横路氏が、小沢氏と近いというのも凄く不思議に感じる。政治は分らん・・・義伯父(亡母の長姉壻)の弟は、熊本選出の古参社会党国会議員だった(某大学創設者) 私が三十前のころ、「社会党議員といっても、所詮労働貴族ではないか。寄る辺のない一般市民に近づかないと駄目だ」と私見を述べたら、「書生論だ」と一蹴された。やはり労働貴族だった。社会党のイデオロギーは、拉致家族にも冷淡だった。身内だから一票は投じたが、社会党は身近に感じられる政党ではなかった。管直人は、市民運動(時折その運動の過激ぶりに辟易するが)の中から頭角を表した。管の、いかにもそれらしい行動や言動は、今回の党首選でどう評価されるのだろうか。

 私は所謂無党派で、選挙は人物本位で入れる。もっとも、私が投票する人物は負けることが多い。小沢さんを応援しているのだが、さてさて・・・・
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けちを付ける

2006-04-05 08:16:50 | 熊本
 以前から頭に来ていたことがある。
単なる身贔屓かもしれない。亡き母の結婚生活は十年にも満たなかった。地元の新聞社は、「金婚夫婦」の表彰を会社の事業としてやっている。その趣旨は分らないではないが、それは片手落ちと云うものだろう。金婚式を迎えられた方々に、お祝いを申し上げることに吝かではないが、連れ合いを亡くした人は捨て置かれている。私の母親など論外の外である。戦争で夫を亡くしたご夫人だって居られた。新聞社とあろうところが気付かないのかねー。「やめっちまえ」多分個人情報保護法とやらで、この行事もおしゃかになるとは思うのだけれど。

 蛇足・・こちらは嬉しい話、以前某テレビ局が放映していたのだが、ある町では連れ合いを亡くした「結婚して50年」の方を同時に表彰したという。いい話だ。

 その新聞社の今朝の記事「個人情報保護法、全面施行から1年・・匿名社会独り歩き」を読みながら、腹の虫が収まらずに一言。(今日は福岡まで車で出かけなければ成らないのに・・血圧が上がったみたい)
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二人の女性

2006-04-04 23:34:47 | 書籍・読書
 私が惚れ込んだ二人の女性がいる。徳川家康の生母「お大の方」と、利休宗易の女「お吟さま」である。「お大の方」は山岡荘八の作品「徳川家康」の「お大の方」でなければ駄目だし、「お吟さま」は当然の事ながら今東光の「お吟さま」である。山岡荘八の「徳川家康」は、私がまだ二十代の頃だと思うが、二十数刊の発売が待ち遠しくむさぼり読んだ思い出がある。先の引越しのとき処分してしまった。が、「お大の方」の面影は消えない。「お吟さま」の方は、角川文庫で手許に置いた。昭和44年(七版)購入しているから、36年ほど経っている。東光和尚の素晴らしい日本語を駆使した文章から、すっかり「お吟さま」の虜になってしまった。作中の女性に惚れるなど「笑止の至り」だが、共に卓越した作家の力量ゆえである。共に戦国時代に凛とした生き様を見せた女性である。
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「おいでますか」

2006-04-03 13:22:40 | 熊本
 「12時頃はおいでますか?」今日朝一番の電話は、某建設会社社長のアポイントの電話。「おいでますか」は紛れも無い熊本の方言だが、「いらっしゃいますか」を意味する古語的尊敬語である。このような言葉を、的確に使える人も少なくなった。相手方の誠意が感じられてうれしくなる。
 本居宣長の塾を肥後人が訪ねたおり、その言葉を聞いて宣長は「肥後では誰でもそんな稚言(古語)を使うのか」と聞いたという。「そうだ」と答えると「素晴らしいことだ」と感嘆したと伝えられている。一見荒っぽく聞こえる熊本の方言だが、アクセントが平板だからなのかもしれない。最近ご厚誼いただいているエッセイストのK氏の文章には、北海道のユーモラスな方言が随所に登場し、文章に温かみを与えている。方言を大事にしなければならないと思う。
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