若者よ。
今回はたぶん君たちが知っているところもある話だよ。
アダムに最高の環境を整えてあげた創造主は、それにとどまらない。
奥さんイブを造ってあげるんだ。
諸君もその名は聞いたことがあるだろう。エバと発音されるときもある。
イブは女だ。
創造主はこれを、「アダムにふさわしい助け手」としてつくった、と聖書に書いてある。
どういう意味で「ふさわしい助け手」なんだろうね。
とにかく、こうして、ご存じ、アダムとイブがエデンの園に誕生するわけ。
+++
至れり尽くせりの環境を整えてもらったアダムも、このイブを与えてもらったときには歓喜するんだ。「これぞ私の分身・・・」とね。
そりゃそうだろう。すばらしい環境として、鳥や獣を造ってもらっても、それらは自分とはかけ離れた姿をしているからね。
ところがこのイブときたら、頭が一つ、手が二本、二本足で立って歩く。
もう自分にそっくりだもんね。
ともあれ、アダムはイブを見て歓喜する。
そして、聖書はこういってるよ。
「それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び会い、ふたりは一体となるのである」
(創世記、2章14節)
現在、人類の多くは結婚して親元を離れ、家庭をもつよね。
それは、この時点ですでにそうなるように造られていた、そうなっていた、と聖書は言っているわけだ。