鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

47. 50年先の布石を打つ

2018年05月17日 | 安全なキリスト教の学び方

 

 

前回述べたのは~

聖句自由吟味活動の日本での泣き所は、経験素材が実在していないところ、それがゆえに認識されがたい点にある

       ~これだった。

では、経験実在はいつ出現するか?

バラバラと出るのは早くても50年後だろう。

その時期は、優れた宣教師が来日する分だけ、早まるだろう。

 
 

<宣教師はたくさん来ている>

現在も、米国南部のサザンバプテスト連盟からの日本への宣教師はたくさんいる。

30名くらいはいるだろう。

首都圏だけでも10人近くいる。

だが、その宣教能力は、日本で期待されている水準には充たない。
 
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余談だが~

派遣されてくる海外宣教師の待遇は、とてもいい。

サザンバプテスト地帯のクリスチャンたちは、海外宣教のための献金を積極的にする。

資産家たちも我々日本人が驚く程の宣教献金をする。

その結果、連盟の資金は潤沢で、宣教師に与えられる待遇は非常にいいのだ。

他の宣教師と共同で避暑地に別荘買ったりするケースもあるよ。

日本の夏は、暑くて湿気が多い・・・と。

 
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だが、それを受けて来日する宣教師の宣教能力は概して凡庸だ。

自国の母教会では自由吟味・スモールグループ活動が活発になされている。

自分もその中で育ってきている。

なのにそれを日本に移植する技術と力がないのだ。

+++

ほとんどが、先輩宣教師が開拓した教会で、英会話教室などを手伝ったりして日を送る。

その教会は、一般のプロテスタント教会と同様な日曜礼拝サービスを提供する教会だ。

中には自ら新教会を開拓する人もいる。

だが、それも一般プロテスタント方式のものだ。

そして、定年になると帰国する。

母国で連盟が計上してくれていた豊かな年金で、母教会の手伝いをしながら引退生活をする。

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そうした中で、例外的に技術の優れた~聖句自由吟味活動を植え付けられる~宣教師が混じって来てくれたら、その人々の数に応じて時期は早まるだろう。




<布石を打っておく>

が、ともかく、それまでにこの活動の驚異的な力を知った人間はどうすべきか?

実在を知って「そうだったのか」と合点する人のために、布石を打っておくことだろう。

その合点が展開していくのを助けるような布石を。

実はミード著『バプテスト自由吟味者』はその最初の布石のような本だ。

50年後に「これは有益な情報だ!」と気付かれ役立つような本。



 
 
 
 

<志持った粋人>

だから、今現在多くを受容されることは期待できない。

そんな本を出版してくれたのが、「編集工房DEP」経営の桐生敏明氏。

志を持った趣味人とでもいうべきか。

この種の「売れない本」を他にも何冊か出版してきておられる。

奈良県人だが、関西にはこういった粋人富者が比較的多くいるようだ。

今回はここまでにしよう。







 
コメント
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