鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

「真理」は創造主を前提とする理念

2022年07月31日 | 永続確信のための聖書解読

 

  「真理」という日本語がある。 

     その意味は「変わらざる知識」だ。 

 

  この理念は、もともと日本にはなかった。 

     幕末から明治になって、英語のトルース (truth) が邦訳されて出来た語なのだ。 

 

 

<万物を創造した方の知識は変わらない> 

 

 「万物を創造した創造神」ならば「自分が創造した(被造物)のすべて」を知っているはず 

                ~前回筆者はそう述べた。 

 

     全存在を知っていれば、もうそれ以上観察範囲を広げる必要が無い。 

       だからそこから出る知識は「修正する必要がなく」「変わらざる知識」となる。 

 

     これは、創造主の理念があって初めて生じる概念なのだ。 

 

<ヘボン先生の苦心> 

 

 日本で邦訳聖書を初めてつくったヘボン先生は、このトルースに相当する日本語をつくるのに苦心された。 

 

  結局、「真(まこと)」という、昔からある語に、 

     「理(筋道)」という語を組み合わせて、 

           「真理」と邦訳された。 

 

<「科学」の源泉なのに> 

 

 真理の理念は「科学」という思想の源にもなっている。 

    科学では、わざわざ「仮説」という語を使う。

      

   「新事実が見つかったら修正する必要があるば知識」をいう。

             (だから「仮に設定した説」なのだ)

 

   この概念は真理の理念があって初めて心に生まれる思想だ。 

       科学が、自らを「真理に向けての永遠の仮説修正の営み」としているのは、それ故だ。 

 

<基本知識省略の習性> 

 

  ところが日本人には、そういう基本的な思想活動を軽視する習性がある。 

     西欧でできあがった科学知識も、それだけを摘み取って、成果をチャッカリ享受してきている。 

 

 この習性が、統一教会などに苦もなく取り込まれる、という結果をも産んできている。 

  

   聖書本来の思想は、聖書を掲げる新思想を吟味するための唯一の手がかりだ。 

            これを知る努力を省いたら、なすがままにされるしかないのだ。 

 

(続きます) 

 

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