律法文が超長大であることは前述した。
けれども、創造主は思いやりがあるのか、この延々と長い文章の前に、それを包括するような短い「戒め項目」をもモーセに与えている。
それが「十戒」でこの語はチャールストン・ヘストン主演のハリウッド映画の題名にもなっている。
「十の項目」は次のごとしだ~。
(いまの時点では条文の内容をあれこれ考えない方がいい。後にその奥義をイエスが明かすから)
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1.創造神以外の神を拝んではならない。
2.創造主の偶像を造ってはならない。
3.創造神の名をみだりに唱えてはならない。
4.安息日を守れ。
(「週の中の六日目」~土曜日~が安息日)
5.父母を敬え。
6.殺すな。
7.姦淫するな。
8.盗むな。
9.偽証をするな。
10.隣人のものを欲しがるな。
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<ユダヤ教の成立>
創造主はこれらの戒めを守れば祝福され、守らねば呪われるぞ、という旨をのべている。
そこで、イスラエルの民には「律法を守る」方策は大きな関心事となった。
この動きがユダヤ教に発展していく。
民族の中から、律法の条文やその相互関係をこと細かに研究する学者僧侶が出た。
彼らはユダヤ教団を形成し、以後それは国家宗教となり大きな影響力をふるっていく。
この状況は、イエスの時代にも続いていった。
(続きます)
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