鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

<第一章のまとめ>

2004年12月11日 | ヨハネ伝解読
 以上で1章が終わりました。
ヨハネ伝の1章は、大変難しい章です。
ヨハネは、ここで、イエスの教えに対する彼の理解、ヨハネ神学の大半を提示しているからです。

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ーーーイエスはこの世に来る前は、霊として存在していた。
霊なるイエスは、創主から出た言葉であった。
この言葉がすなわち霊であった。
そしてそれは創主と同質の霊であって、被造霊ではなかった。

その霊(言葉)が、この世で人間の肉体の姿をとったーーー。

これは、後の神学でインカーネーション(incarnation:肉化)と呼ばれるようになります。

 創世記でこの世界を創っていく「ゴッド」とは、実は霊イエスであったーーこれもヨハネの旧約聖書洞察です。
だから、イエスがこの世に来たのは、自ら造っておいて来たことになります。
「その創り主を、創られたこの世の人々は受け入れなかった」、とヨハネは書いています。
これがヨハネの創世記理解です。

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ーーーしかし、イエスはそうした人々を最後まで愛した。
その言葉を信じる人が、永遠のいのちを受けて、父なる創主の(天の)王国で幸福な状態で永続出来る道、そういう道を創ってイエスは王国に帰って行った。

これから私は、そのことを示そうーーーこうして1章は終わります。
では2章以降で、ヨハネは具体的にそれをどのように描いていくのか。
以下、読み下していきましょう。
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