鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

Vol.37『パラダイスとはどういうところか?(黙示録2章)』

2005年01月07日 | ヨハネ伝解読
 パラダイスとは、どういうところでしょうか。聖書ではそれについて、あまり、多くを語っていません。記されているところとしては、次の二カ所以外に春平太は知りません。

 「聖霊が諸教会に言われることを聞くがいい。勝利を得るものには、創主のパラダイスにあるいのちの木からとって食べることをゆるそう、と」(黙示録、2章7節)

   ーーーが、その一つです。

 これは、イエスが死んで、復活し、天国にのぼった後に、ヨハネに啓示された言葉ということになっています。ここで、勝利とは、世の論理に巻き込まれないで、最後まで聖霊の示される天の論理に従いきることを言っています。これを短く業界用語で言いますと「信仰の勝利」ということにもなります。

 ともあれ、そういう信仰の勝利者が行くところがパラダイスである、と上記の聖句は示唆しているわけです。そして、そこにはいのちの木があるという。信仰の勝利者は、そこでその木からとって食べることを許される、という。だったら、これは、いいところでしょうね。

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 では、それはどこにあるか。もう一つの聖句がそれを示唆しています。

 「わたしはキリストにあるひとりの人を知っている。この人は14年前に第三の天まで引き上げられた。・・・・(中略)・・・この人が、パラダイスに引き上げられ、そして口に言い表せない、人間が語ってはならない言葉を聞いたのを、わたしは知っている」(コリント人への第二の手紙、12章2-4節)

 これは、パウロという伝道者(使徒パウロと呼ばれています)がコリントと言うところにある教会に宛てて書いた手紙の一部です。ここで、「わたし」も「キリストにあるひとりの人」も「この人」もみな、パウロ自身です。かれもまた、自分のことを「ひとりの人」と、第三者のごとくにして書いているのです。

 が、ともあれ、ここでは「第三の天」がパラダイスとなっています。

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 聖書では、宇宙には「諸天」があるという思想になっています(ネヘミア記、9章6節参照)。そして「諸天の天」という言葉もある。これが天国です。すると「第三の天」というのは宇宙の中のある層、ないしは、空間ということになります。そして、これがパラダイスだという。

 だったら、パラダイスは我々から見たら宇宙の上方にある、ということになるでしょう。

 そうです。この宇宙の中のどこかに、パラダイスという空間がある、信仰の勝利者がいのちの木から取って食べられる(そうして永遠のいのちを得ることのできる)空間がある、というのが聖書の思想だったのですね。

 旧約聖書に出てくる預言者たちは、どうも、そこにいることになるらしい。これが解読です。
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