鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

Vol.36『私と共にパラダイスに・・・(3章)』

2005年01月07日 | ヨハネ伝解読
 旧約時代にその信仰を認められた人、すなわち、預言者たちの霊はどこにいることになるか。それについて、われわれは聖書をどういう風に解読したらいいでしょうか?

 再び、「KINGDOM原理からの聖書解読」のカテゴリーのなかの『聖書の空間理念』の項にある図をクリックしてみて下さい。本でご覧になりたい方は、拙著『誰もが聖書を読むために』(新潮選書)あるいは『聖書のことがよくわかる本』(中経出版)を参照してください。

 そこには、聖書の持つ、空間理念が図示してあります。無限の空間世界の中に、天国という被造空間があります。その一角に小さな暗闇の空間、宇宙があります。さらにその中に、我々の住む地球があります。

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 前回のイエスの言葉によれば、預言者たちの霊も天国に行っていないことになりますね。「(私の他に)誰も天に昇ったものは、いない」というのですから。

 ならば、残るは、宇宙しかないでしょう。彼らは、宇宙のどこかにいることになります。ではその中のどこになるか。そのことに関連する聖句が、ルカ伝にあります。

 「あなたは、今日私と一緒にパラダイスにいるでしょう」(ルカによる福音書、23章43節)

 これは、十字架につけられて死ぬ直前にイエスの口から出た言葉です。そうルカは記録しています。このときイエスの左右には、他の犯罪人が一人づつ、やはり十字架につるされています。その一人がイエスにこう言います。「イエス様、あなたが天国の権威を持って王としてこの世にこられるときには、この私を思いだしてください」(ルカによる福音書、42節)と。

 これに対して、イエスは上記の「あなたはパラダイスに」という言葉で応じているのです。

 具体的には、どういっているのでしょうか。イエスは、今、十字架で死んでいこうとしています。その日に、自分がパラダイスというところに行くといっている。そして、彼を信じ頼った犯罪人を、共に連れて行く、と約束しているのです。

 では、パラダイスとは、一体どういうところでしょうか?
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