Sightsong

自縄自縛日記

ハン・ベニンク キヤノン50mm/f1.8

2007-06-07 23:34:24 | アヴァンギャルド・ジャズ
ハン・ベニンク

もう60代半ばのはずだが、先日ICPオーケストラとしてミシャ・メンゲルベルクトリスタン・ホンジンガーらと来日したときにも、漲るエネルギーを惜しげもなく放出させていた。アナーキーでユーモラス、エネルギッシュ。

初めて実際の演奏を目にしたのは、1998年だった。いまは大泉学園にあるライブハウス「in "F"」が保谷にあった頃、観にいったのだと思う。店のマスターが、「凄いものをみてしまった・・・」と呟いていたのを覚えている。

その後、浅川マキ・山内テツとの共演(2002年)や、渋谷毅・井野信義との共演(何年だっけ?)などがあった。マキさんとの共演は、さっき、過去の写真を見ていたら久しぶりに見つかった。

これを撮ったキヤノンIVSb改は、ライカIIIfを超えたという評判通り今でも良いカメラだが、シャッターの精度が調整してもすぐ落ちてきてしまうので、結局手放してしまった。伊藤宏氏の設計による名レンズ、キヤノン50mm/f1.8は手元に残して、M型ライカに付けて使っている。ボケが少し汚いような気がするし、さすがに古いので開放では渦を巻く。しかし、ピントは開放からシャープで、いまだに実用的なのはレンズの年齢(50歳以上)を考えると驚くべきだと思う。もっとも、ハンよりは若いが。


ハン・ベニンク、2002年 浅川マキが闇に潜んでいる Canon IVSb改、Canon 50mm/f1.8、スペリア1600、同時プリント


1番に予約したらしい(笑)


98年来日時に、ICPオーケストラ『プレイズ・ニコルズ&モンク』にサインを貰った