Sightsong

自縄自縛日記

カメラじろじろ(2)

2007-12-23 23:59:52 | 写真
いくつかドキュを観ていたら、気になるカメラがときどきあらわれた。というより、人が使うカメラはいつも気になる。

●木之下晃

クラシック音楽家を撮りつづけている写真家。『カメラで音楽を撃て~写真家 木之下晃 創造の秘密~』(NHKハイビジョン)で、その撮影の様子を見ることができた。ニコンFM2かFE2などのボディに、開放F2.8の望遠を組み合わせて3台並べて使っていた。絞りは全て開放で、ファインダー内でシャッター速度を確認するそうだ。他に、ニコンF6を手製の防音袋に入れて使っていた。また、高校の修学旅行で友人から借りっぱなしで使ったという、オリンパス35が出てきた。


ニコンFMかなにか


ニコンF6を防音袋に入れる


オリンパス35

●沢田教一

ヴェトナム戦争で知られるカメラマン。映画『SAWADA』(五十嵐匠、1997年)では、メガネ付きのズミクロンかズミルックスを付けたライカM3とM2を首から下げたスチールが映し出されていた。ヴィゾを装着したライカが写された記録もある。『季刊クラシックカメラNo.4』によると、「安全への逃避」はM3に135ミリ(エルマーか?)で撮られたらしい。

それから、現地に赴く前に働いていた三沢基地で写真を教えてもらった軍人の娘に、ミノルタオートコードをプレゼントしたとのエピソードもあった。


ライカ2台


ミノルタオートコード

●岡村昭彦

『SAWADA』から。沢田教一には、香港のカメラ屋で声をかけられたらしい。愛用品は黒のライカM4にズミルックス35ミリF1.4だったようだ。


ライカM4+ズミルックス35ミリF1.4

●ホースト・ファース

『SAWADA』から。ライカM2(?)と、ヴィゾ付きM型を下げて沢田の横で写っている写真があった。


沢田とファース

●ティム・ペイジ

『SAWADA』から。最近の姿だが、黒のライカM4(?)にエルマリート28ミリだろうか。


ティム・ペイジ

●小田実

『小田実 遺す言葉』(NHKハイビジョン)では、入院間もないころ、ライカII型を構える姿が見られた。古いながらもシンプルで現在も実用、妙に小田実に似合っているように思った。


ライカII型

●ラリー・バローズ

やはりヴェトナム戦争で活躍した写真家。ブルース・ウェーバー『トゥルーへの手紙』(2004年、良い映画!)にてエピソードがいくつか使われた。エルマリート28ミリ付きのライカM3、あとはニコンFだろうか。


ライカM3+エルマリート28ミリ?


ライカ2台


『トゥルーへの手紙』より、何かスーパー8カメラ


『トゥルーへの手紙』より、ローライを下げた犬たち