飛行機に乗るのは好きなのだが、着陸前に降下を始める頃の気圧変化が苦手である。何故か、離陸後は何ともない。国内線は割と平気で国際線が要注意なのは、飛行機の高度の違いだろうか。
鼻を指でつまんで息を吹きこむと、両耳の気圧差が解放される。この耳抜きも、体調によってできたりできなかったりする。一度油断して耳が痛くなると、もうあとは無理矢理欠伸をしたり唾を呑みこんだりとひたすら努力を続けるが、なかなかうまくいかない。
昔、はじめて他国に行ったときのこと。ネパールからタイに戻る機内で、突然、飛行機の轟音が聞こえなくなった。何か変事かと吃驚して周りを見たが、きょろきょろしているのは自分だけだった。治す方法も知らず、乗り換えのバンコクでは人の話をほとんど聴きとることができなかった。(しばらくして何気なく欠伸をしたらべきべきべきという音がして開通した。)
今では降下時には先手を打つようにしているので、大ごとには至らないが、それでも悩みである。耳抜き以外にいい方法はないものか。
リヤドが近い