Sightsong

自縄自縛日記

ジャカルタのワヤン・パペット博物館

2012-11-27 07:56:08 | 東南アジア

ジャカルタの旧市街にあるワヤン・パペット博物館を覗いた。

もの凄い勢いで館員が飛び出してきて、案内をしてくれた。日本語がどうも微妙で、英語のほうが断然わかりやすかった。そして最後は売店案内、買わなければチップでも良い、というお決まりのコース。

ワヤンとはインドネシアの人形影芝居であり、展示されているパペットも、棒で手などが動かせる作りになっている。そして、大半が『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』を題材にしたものらしい。インドから東南アジアなどへの物語伝播とそれによる異本生成を説いた本、金子量重・坂田貞二・鈴木正祟『ラーマーヤナの宇宙』(春秋社)を、もう一度読んでみなければならない。

また、インドネシア独立(ムルデカ)を題材にした影芝居のパペットもあった。近年、ロッテルダム市から返還されたものだという。インドネシアとオランダとの対決、オランダ側についたインドネシア人と独立側のインドネシア人との対立などの場面があった。ムルデカに参加した旧日本軍兵士の姿はなかった。


ハヌマーン


インドネシア人どうしの対立(左側が「裏切ってオランダ側についた」人々)

●参照
ハヌマーン(1) スリランカの重力
ガネーシャ(1)
ガネーシャ(2) ククリット邸にて
ドーハのイスラム芸術博物館(ムガル帝国時代の『ラーマーヤナ』写本)
中島岳志『インドの時代』(『ラーマーヤナ』は現代のヒンドゥー・ナショナリズムにつながっている)


2012年11月、バリ島とL島とP島

2012-11-27 00:15:41 | 東南アジア

はじめてバリ島に行ってきた。

仕事であるから余裕はない。深夜ホテルに到着し、翌朝早々に、隣りのL島まで船で移動し、さらに乗り換えて宿の前まで移動、またさらに10人乗りくらいのボートに乗り換えてP島まで行く。もう飛沫で背中が水浸し。

P島で空いた時間に立ち寄ったヒンドゥー寺院では、腰巻と腰布を付けないと立ち入ってはならないようだった。ガネーシャなどのヒンドゥー神の横に、観音菩薩が祀られていた。勿論、神仏習合はここだけではない。


バリ島


バリ島の珊瑚


サンダルと麦わら帽子を買った


容赦ない水飛沫


碧い碧い海


L島の珊瑚


ボートの船頭


去ってゆくボートとP島のクソガキ(笑)


P島


P島の山


P島のヒンドゥー寺院


P島のヒンドゥー寺院


P島のヒンドゥー寺院


P島のヒンドゥー寺院


P島のヒンドゥー寺院


ガネーシャ


観音菩薩

※写真はすべて、Pentax MX、M40mmF2.8、Fuji Pro 400

●参照
2012年7月、インドネシアのN島(1) 漁、マングローブ、シダ
2012年7月、インドネシアのN島(2) 海辺
2012年7月、インドネシアのN島(3) 蟹の幾何学、通過儀礼
2012年7月、インドネシアのN島(4) 豚、干魚、鶏
2012年9月、ジャカルタ