そんなわけで、ようやく辿りついたリヤドの国立博物館。
古代から現代までのサウジアラビアの歴史やイスラム美術が、広大な面積に展示されている。説明板はすべてアラビア語と英語。
イスラム美術だけならカタール・ドーハのイスラム芸術博物館の方が多いのだろうが、こちらはまた別の楽しさがある。
リヤド郊外で発掘された珪化木(石になった木)
アラビア半島に1200-1700年前に棲息したマストドン
紀元前4千年紀の「Standing Stone」
オスマン時代の手紙(!)
3-4世紀のガラスの壺
手書きのクルアーン
手書きのクルアーン
聖なる呪文
11-12世紀の戦士のヘルメット
オスマン兵士の鎧
馬具
刀(いまはイエメンでよくみる)
メッカのジオラマ(精巧!) カーバ神殿が見える
カーバ神殿の扉にかけられていたカーテン
香水の壺(メディナ、13世紀)
サウジアラビアは、20世紀になって油田が発見されるまで、貧しい国であった。博物館には、石油開発の歴史も紹介されている。
開発時に用いた自動車
油井
原油のサンプル
●参照
○ドーハの村上隆展とイスラム芸術博物館
○2012年11月、リヤドうろうろ
○2012年11月、リヤドの朝
○リヤドのビルと鍵と扉
○保坂修司『サウジアラビア』