Sightsong

自縄自縛日記

リヤドの国立博物館

2012-11-26 23:31:37 | 中東・アフリカ

そんなわけで、ようやく辿りついたリヤドの国立博物館

古代から現代までのサウジアラビアの歴史やイスラム美術が、広大な面積に展示されている。説明板はすべてアラビア語と英語。

イスラム美術だけならカタール・ドーハのイスラム芸術博物館の方が多いのだろうが、こちらはまた別の楽しさがある。


リヤド郊外で発掘された珪化木(石になった木)


アラビア半島に1200-1700年前に棲息したマストドン


紀元前4千年紀の「Standing Stone」


オスマン時代の手紙(!)


3-4世紀のガラスの壺


手書きのクルアーン


手書きのクルアーン


聖なる呪文


11-12世紀の戦士のヘルメット


オスマン兵士の鎧


馬具


刀(いまはイエメンでよくみる)


メッカのジオラマ(精巧!) カーバ神殿が見える


カーバ神殿の扉にかけられていたカーテン


香水の壺(メディナ、13世紀)

サウジアラビアは、20世紀になって油田が発見されるまで、貧しい国であった。博物館には、石油開発の歴史も紹介されている。


開発時に用いた自動車


油井


原油のサンプル

●参照
ドーハの村上隆展とイスラム芸術博物館
2012年11月、リヤドうろうろ
2012年11月、リヤドの朝
リヤドのビルと鍵と扉
保坂修司『サウジアラビア』


2012年11月、リヤドうろうろ

2012-11-26 01:10:54 | 中東・アフリカ

サウジアラビア、リヤド。

少し時間ができて、世界遺産のディライーヤに行こうかとホテルマンに相談すると、どうやら、補修工事中で中に入れないらしい。そんなわけで、国立博物館に行くことに決めた。

ホテルカーが出払っていて、ローカル・タクシーに乗った。パキスタン人だというドライバーは、こちらが日本人だと知ると、そうか、日本は良いクルマを作っているよな、と言って、運転中のクルマのハンドルをぽんぽんと叩いた。そこには、ヒュンダイのマークがあった。

街の中で、Uターンできないから、ここで降りて歩道橋を渡り、あとは皆にミュージアムはどこだと訊けば良い、と、降ろされた。ところが、誰に訊いても、知らないか、熱心にそれぞれ違う場所を教えてくれる。

廃墟があったので写真を撮っていると、男2人がげらげら笑いながら近寄ってきた。握手をして、ところでミュージアムを知っているかと尋ねたところ、その廃墟じゃないことは確かだと言う始末。

結局、1時間くらい彷徨うことになった。実は、このような時間が嫌いではない。


どっちに歩けばいいのか?


路地から路地へ


アパート


アパート


給水タンク


廃墟


廃墟

すべてコンパクトデジカメで撮影

●参照
2012年11月、リヤドの朝
リヤドのビルと鍵と扉
保坂修司『サウジアラビア』