3か月ぶり、たぶん10回目のバンコク。直前に滞在したハノイは寒波が襲来していてとても寒かったこともあり、あたたかさにひと安心した。それでも、やはり急に寒くなったのだということだった。
Minolta TC-1、Fuji Superia Premium 400
3か月ぶり、たぶん10回目のバンコク。直前に滞在したハノイは寒波が襲来していてとても寒かったこともあり、あたたかさにひと安心した。それでも、やはり急に寒くなったのだということだった。
Minolta TC-1、Fuji Superia Premium 400
Tarbaby『Ballad of Sam Langford』(HiPNOTIC Records、2013年)を聴く。
Tarbaby(タールベイビー)とは、オリン・エヴァンス、エリック・レヴィス、ナシート・ウェイツによるピアノトリオである。迂闊にも気が付かなくて、先日のオリン・エヴァンスとエリック・レヴィスのライヴでの物販で驚いて入手した次第。何しろ、ゲストとして、オリヴァー・レイクに加え、アンブローズ・アキンムシーレが参加している。
Orrin Evans (p)
Eric Revis (b)
Nasheet Waits (ds)
Ambrose Akinmusire (tp)
Oliver Lake (as)
Matthew Evans (finger piano)
タイトルにあるサム・ラングフォードというボクサーは、小柄な黒人であったため、まさに「タールベイビー」と呼ばれた。マイルス・デイヴィスが作品のタイトルに付けたジャック・ジョンソンは黒人初の世界ヘヴィ級王者だが、ラングフォードはそのジョンソンをも倒す直前まで苦しめたという。
本盤において重たい拳は、間違いなくエリック・レヴィスのものだろう。ずっしりとしたサンドバッグに対するように、レヴィスのコントラバスがサウンドを轟音を立てて揺るがし続ける。雰囲気としてはハード・バップの延長のようでベタなのだが、レヴィスのこの迫力と、エヴァンスのやはり重いダンディズムと、みるからにビカビカと輝くアンブローズ・アキンムシーレのトランペットがあれば、もう満足。
●参照
オリン・エヴァンス+エリック・レヴィス@新宿ピットイン(2016年)
オリン・エヴァンスのCaptain Black Big Band @Smoke(2015年)
オリン・エヴァンス『The Evolution of Oneself』(2014年)
オリン・エヴァンス『"... It Was Beauty"』(2013年)
カート・ローゼンウィンケル@Village Vanguard(2015年)(レヴィス、ウェイツ参加)
ローガン・リチャードソン『Shift』(2013年)(ウェイツ参加)
デイヴィッド・マレイ・ビッグ・バンド featuring メイシー・グレイ@ブルーノート東京(2013年)(ウェイツ参加)
トニー・マラビー『Adobe』、『Somos Agua』(2003、13年)(ウェイツ参加)
トニー・マラビー『Paloma Recio』(2008年)(ウェイツ参加)
デイヴィッド・マレイ『Be My Monster Love』、『Rendezvous Suite』(2009、12年)(ウェイツ参加)
アンブローズ・アキンムシーレ『The Imagined Savior is Far Easier to Paint』(2014年)
アンブローズ・アキンムシーレ『Prelude』(2008年)
トム・ハレル@Village Vanguard(2015年)(アキンムシーレ参加)
デイナ・スティーブンス『That Nepenthetic Place』(2010年)(アキンムシーレ参加)
ミシェル・ポルタル『Bailador』(2010年)(アキンムシーレ参加)
ヴィジェイ・アイヤー『In What Language?』(2003年)(アキンムシーレ参加)