鉄道ファンと一口で言っても関心の対象はさまざま。乗る人、撮る人、集める(作る)人…そして、それぞれのタイプにおいて、関心の対象は細分化できる。国鉄(JR)派、私鉄派、SL派、客車派、、、もちろん貨車派だって存在する。それほど多数派ではなさそうだが。
この本は「1/1の貨車派」とも言うべきファンの1人の手記と言える。その行動力は、クルマ集めに奔走した一時期の自分のスケールを上回り脱帽。ただし、正確に言えば著者は根っからの貨車派と言うよりは、消え行く貴重な存在を残すことに意義を見出すタイプではないか。
しかし、対象が幾つかの車両に分かれることなど、著者の行動をおとしめる理由にはならない。むしろ「自分の興味とは違うから」とそっぽを向くことなく、積極的に東奔西走を続けるモチベーションの維持に驚く。ひょっとすると著者が奔走する拠り所は鉄道でなくとも良いのではないか?ただし簡単には置き場や維持のメドをつけるのが難しいものという条件で。
この博物館の所在する三岐鉄道には行ったことがあるけれど、残念ながらその時はまだ、この博物館は出来ていなかった。近いうち、同好の士と出かけようと思う。大勢だと自動車利用になってしまうかもしれないが…
2007年5月26日 福岡→羽田(JL342)機中にて読了
この本は「1/1の貨車派」とも言うべきファンの1人の手記と言える。その行動力は、クルマ集めに奔走した一時期の自分のスケールを上回り脱帽。ただし、正確に言えば著者は根っからの貨車派と言うよりは、消え行く貴重な存在を残すことに意義を見出すタイプではないか。
しかし、対象が幾つかの車両に分かれることなど、著者の行動をおとしめる理由にはならない。むしろ「自分の興味とは違うから」とそっぽを向くことなく、積極的に東奔西走を続けるモチベーションの維持に驚く。ひょっとすると著者が奔走する拠り所は鉄道でなくとも良いのではないか?ただし簡単には置き場や維持のメドをつけるのが難しいものという条件で。
この博物館の所在する三岐鉄道には行ったことがあるけれど、残念ながらその時はまだ、この博物館は出来ていなかった。近いうち、同好の士と出かけようと思う。大勢だと自動車利用になってしまうかもしれないが…
2007年5月26日 福岡→羽田(JL342)機中にて読了
