へんてこなガイジンによる、四国八十八か所に続いて西国三十三か所の巡礼記である。しかし今回は独りではなく、ハワイからやってきた友人と。しかも途中から歩きではなく自転車に乗ってだ。
前回と同じ訳者(橋本恵)だが、文章がモノローグでなくかけあいの会話も多いからだろう、リズム良く読むことができる(その割にはチマチマと一週間ぐらいかかって読んだが)。
ガイジンから見ても「拝金主義」の垣間見えそうな寺社は奇異に映るらしい。日本では教会のバザーみたいなのが無いから、檀家が少なかったり無かったりする寺は維持が本当に大変らしいのだが。
そしてやはり、日本在住の著者と違いハワイからやってきた友人ポールの率直な感想、口汚い罵倒。ちょっとした関心。それらの反応は、読んでいるニッポンジンにとってはとても興味深いものだ。そのために我々の生活や態度を改める訳ではないけれど、そういう見方をされることもあるのかと知る事は悪いことじゃないだろう。
四国八十八か所、西国三十三か所、そして坂東三十三か所、秩父三十四か所。ウチにあるガイドブックが役に立つ日は来るのだろうか。せめて他人の巡礼記でも読んでご利益のカケラでも頂戴するとしよう。
2007年5月27日 自宅にて読了
前回と同じ訳者(橋本恵)だが、文章がモノローグでなくかけあいの会話も多いからだろう、リズム良く読むことができる(その割にはチマチマと一週間ぐらいかかって読んだが)。
ガイジンから見ても「拝金主義」の垣間見えそうな寺社は奇異に映るらしい。日本では教会のバザーみたいなのが無いから、檀家が少なかったり無かったりする寺は維持が本当に大変らしいのだが。
そしてやはり、日本在住の著者と違いハワイからやってきた友人ポールの率直な感想、口汚い罵倒。ちょっとした関心。それらの反応は、読んでいるニッポンジンにとってはとても興味深いものだ。そのために我々の生活や態度を改める訳ではないけれど、そういう見方をされることもあるのかと知る事は悪いことじゃないだろう。
四国八十八か所、西国三十三か所、そして坂東三十三か所、秩父三十四か所。ウチにあるガイドブックが役に立つ日は来るのだろうか。せめて他人の巡礼記でも読んでご利益のカケラでも頂戴するとしよう。
2007年5月27日 自宅にて読了