日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2009年1月22日 安けりゃ良いってモンじゃ…

2009-01-25 05:55:32 | PC&デジ物、ホームページ
 朝イチ、秋葉原で打合せ。終わってちょっとだけ徘徊。寒いのに客引きのメイドたん御苦労様…

 あまり時間も無いので手近な一角だけ回る…が、改めて路上に置かれたカゴの中身を見てゆくと面白い。ヤバイヤバイ。ジャンク漁りをしていた日々が蘇ってしまいそうだ。ほどほどに切り上げなければ。

 とある店先にはラミネートの「値札」のみ。あ、商品カードね、これをレジに持っていけと。なるほど。しっかし、この安さはナンなんだ!USBメモリ1GB500円、4GBでも880円?しかもTranscendのUSB1.1/2.0である。もう十分でしょう。こんな安く出回るから情報漏洩が尽きないんだよ(笑)。まぁ交通事故がなくならないのを自動車メーカーのせいには出来んわいな…

 安いことは良い事だ。それだけ多くの人が製品を手にすることができる。市場が広がれば競争がおき、技術は進歩し、消費者はフィードバックを享受することができる(かも知れない)。

 本当にほんの少し前までは、無邪気にそう思っていた。今もそう思っている。ただし、条件がつく。原価をきちんと反映した製品価格で市場が形成されること。無論このUSBが原価割れしていると言ってるワケではない。

 うーん何て言うのかな、製品企画→製造→販売といった流れは循環する企業サイクルだと思うのですよ。もちろんその過程で製品開発に失敗したり、販売戦略を誤ったりして市場から退場する会社も出てくるのでしょうが。今はそういう健全な=一種サスティナブルなビジネスモデルが成り立たない事業って言うのがあるようで、それっておかしいでしょうと。(あぁ可哀相なルネサス社)

 企業が消耗戦をやった結果「総崩れ」になった時、それまで安売りを喜んでいた消費者は自分たちの欲するものが手に入らなくなる恐怖を知る。行きすぎた市場偏重是正のため、いちど冷や水をぶっ掛けてみて欲しいと真剣に思っちゃったりするのである。それで売れなくなる市場なら、所詮はブームだったってことでしょう。
コメント
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