日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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栗原雅直著 「壁のない病室」(中公文庫)

2009-02-09 22:28:42 | 本・映画・展覧会
 タイトルから想像する通り、精神科医が書いた本である。ただし古い。20年以上前の話もあるため、現代の「メンタルヘルス」の考え方、患者の扱い方とは異なる点が多々ある。それは仕方のないことで、逆にかつてはこんなものだったのかと思うとずいぶんな医学の進歩が認められるのである。

 著者が本邦で初めて試みた、精神科とその他の医科の患者を同じ病棟に入院させることは大変な出来事だと素直に思える。が、その是非については何とも判断がつきかねる。仮に自分や自分に縁のある人が何かの病気で入院していて、同じ病室に精神病の患者が入院し、時おり奇声を発したり意味不明な行動をしたり極端な場合は暴力を振るったり…されることを思えば、理念には賛同できても実際には受け容れ難いと思ってしまう。

 あなたは、長時間乗らなければならない電車で大声で独り言を呟き続けたり意味不明に身体を動かしたりする人の横の席だけが空いていたとして、座れますか?そういうことです。

 2009年2月4日 自宅にて読了
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2009年2月4日 切れそうで切れない縁

2009-02-09 06:32:33 | ノンジャンル
 世の中、山ほどポイントカードやマイレージシステムがあって、消費者を篭絡しようとしているのはご承知の通り。そして私がいとも簡単に篭絡されてしまうのもご存知の通り。(^^;

 家電…と言うよりPC&周辺が主な利用目的なんだけど…量販店も各社でポイントシステムをやっているけれど、自分が利用しやすい立地にあるのは3つくらい。これも絞ろう絞ろうと思いつつ、いったん馴染みになってしまうと目的の売り場到達の容易性からなかなか「移行」が出来ない、即ち縁を切ることができないのであります。

 とは言うものの、そろそろ本気で縁を切ろうかと思っていた店で「今までよりポイントが貯めやすくなります」などと勧誘されると、「ん、そう?」と申し込んでしまう、いわばヨリを戻そうとしてしちゃうんです。

 いったん移行しかけた向こうの店、やっぱり縁がなかったってことでチャラにするか…あっちはまだ大してポイント貯まってないしな~。フラフラする自分の狼狽ぶりが可笑しいし、お店も大変だなぁと経営事情にまで気を回しちゃったり。

 で、そんなことに気を取られ、買おうとしたモノを買わずに店を出て帰宅してしまったと思ったのでありました。余計な出費をせずに済んだってことですね。(笑)
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