日々のつれづれ(5代目)

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【映画】天空の蜂

2015-11-06 06:31:49 | 本・映画・展覧会
 映画を観るのに、映画館か機内かDVDか3通りの方法があると思っているが、本作は絶対に映画館で観ようと思っていた。理由はヘリコプターの重低音が効果音として使われると思い、そうであれば映画館の方が音響効果に優れているだろうと判断したため。

 開発中の大型輸送ヘリコプターが奪われ、リモートコントロールされる無人の機体は爆弾を積まれた状態で実験発電中の原子力発電所の上にホバリングする。犯人の要求は日本で稼働中のすべての原発を停止させること。要求に従わない場合、ヘリは原発に墜落させられる。時間切れの場合も同じ…。

 原作は20年も前のもの。そこに驚く。20年前に、原発テロが起きたらどうなるかと着想した先見性。映画ではそこに阪神・淡路大震災と東日本大震災とを絡める。ちょっと解りにくいが、物語の大半は阪神・淡路大震災の数年後が舞台となっている。

 細かい設定や展開をつつけばキリがないのだが、粗捜しは止めてストーリー名成り行きを緊張しながら見守りたい。さて、観た方はどの時点で犯人が判りましたか?江口洋介、本木雅弘、綾野剛…誰の演技が光りましたか?やはり映画館で観て良かった。それにしても…たぶん原発側、政府側の反応って現実にもこうじゃないかと思い暗澹とした気持ちになるのだった。

 2015年10月23日 川崎・チネチッタにて
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