日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】ファインディング・ニモ

2017-01-23 20:10:16 | 本・映画・展覧会
 今さらながらの映画を観た。

 ダイバーの網に掬われ親と離れ離れになってしまった子クマノミのニモを父親のマーリンが海の仲間の助けを得ながら探しに行き、ニモも連れ去られた先の水槽の仲間に励まされ逞しくなってゆくストーリー。

 子供の成長、親の愛情、種族は違っても協力したり応援したりする友情が溢れるストーリーだが、何しろ描画が綺麗。海の中のキラキラ感、恐ろしい敵の歯の恐怖感など見事な表現。人間社会の部屋や小道具までしっかり描かれているのは最近のアニメーションの傾向かもしれないな。

 行きの便より上映時間の短い作品を選んだがそれでもギリギリ、エンドロールの最中にスポットに到着してしまった。まぁ本編は観終わったので良しとしようか。

 2017年1月15日 JL92便(金浦→羽田)機内にて
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【本】ジル・A・フレイザー著/森岡孝二(訳) 「窒息するオフィス」(岩波書店)

2017-01-23 06:11:07 | 本・映画・展覧会
 モバイルワーキング(テレワーク)お仕事読書第二弾、分厚い単行本なんて読むの久しぶり。

 テレワークの普及だけが原因ではないが、アメリカのホワイトカラー層では長時間労働が恒常化し実質賃金は低下していること、会社の「合理化」により福利厚生費も削減されていること、その一方で企業のCEOの高給化は進んでいること、等々。彼の国の人々もラクじゃなさそう。もっとも削られた福利厚生については、元が豊か過ぎたんじゃね?と思うところあり全面的な同情はしかねる。

 技術的に「どこでもメールやファイルにアクセスできる」ことになった結果としてちょっとした隙間時間にメールや事務処理ができるようになる、そこまでは良い。それじゃ、それで浮いた時間(帰社して作業していた時間)が労働者のものになったかと言うとそうではない。その分、新たな仕事が割り当てられるだけだ。「業務効率が上がる」の結果は「早く仕事を上がれる」ではなく「早く次の仕事にかかれる」だけのこと、ハツカネズミがクルクル廻す車のよう。そこを企業くるみコントロールできなければ、労働者は疲弊するだけだ。非効率な時代が懐かしく思えるに違いない。

 …どうも新しい仕事の積極的意義が見出せませんナ。

 2017年1月15日 韓国・議政府市に向かう地下鉄車中にて読了
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