アジアで行っていない国の一つにブータンがある。乗り換え1回で行けるのだけど現地ガイドを付けなければならず、結局はツアーの方が安上がり。いま一つその気になれず今日に至る。が、本書を読んでやはり行ってみたいと思った。
元々は登山家だった著者が足繁く通うことになった国は、鎖国が解けた今も外国人の受け入れには実質的な制限を設け、伝統文化の維持に力を入れている国。GNPならぬGNH(Gross National Happiness)を指標として掲げる国。ヒマラヤの山々を間近に控え、いまだに(あまり近代化されていない)農業が中心の国。チベット仏教が栄え、国民の多くが敬虔な信者である国。
多数の写真と共に、著者の滞在中に見聞きしたことがまとめられている。著者自身あとがきで書いているが、褒めすぎ、持ち上げすぎの感すらある。意地悪い読者なら「そうは言っても犯罪の一つくらいはあるでしょう?」と突っ込みたくなる。
だが、そう揶揄されるくらい魅入ることのできるってすごい。これまで訪れた国々のなかで、自分が手放しで褒めちぎることにできる国があるだろうか。読み終わって考えてしまった。
2018年2月20日 通勤電車にて読了
元々は登山家だった著者が足繁く通うことになった国は、鎖国が解けた今も外国人の受け入れには実質的な制限を設け、伝統文化の維持に力を入れている国。GNPならぬGNH(Gross National Happiness)を指標として掲げる国。ヒマラヤの山々を間近に控え、いまだに(あまり近代化されていない)農業が中心の国。チベット仏教が栄え、国民の多くが敬虔な信者である国。
多数の写真と共に、著者の滞在中に見聞きしたことがまとめられている。著者自身あとがきで書いているが、褒めすぎ、持ち上げすぎの感すらある。意地悪い読者なら「そうは言っても犯罪の一つくらいはあるでしょう?」と突っ込みたくなる。
だが、そう揶揄されるくらい魅入ることのできるってすごい。これまで訪れた国々のなかで、自分が手放しで褒めちぎることにできる国があるだろうか。読み終わって考えてしまった。
2018年2月20日 通勤電車にて読了