日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】町田 徹著 「JAL 再建の真実」(講談社現代新書)

2018-03-29 20:37:35 | 本・映画・展覧会
 4月に社長が交替するJAL。今さらではあるが、破綻から再建(再生)を描いた幾冊もの本を読んでみることにした。JALに乗る機会は多くファンと言えないこともないが、全面的、盲信しているわけではない。なので批判の書はウェルカムであり、ヨイショ本には手を出したくない…タイトルだけで判断できるものか、ちょっと自信はないが。

 本書はなかなか手厳しい。経済ジャーナリストである著者は、破綻の5年も前からその危険性に気付き、警告を発していたという。当然JALからは疎まれ、脅されたそうで、本書にはそのくだりも書かれている。裏づけとなるのは財務諸表の数字が一番大きく、それをどう読み解いたかの解説に多くの紙数が割かれている。このため、読んでいてちょっと疲れる。著者のお手柄披露の面もあり、その鬱陶しさは否めないが結果として「予言」は当ったのでおとなしく聞いて(読んで)おこう…「予言」ではなく「予想」と言うべきなのだろうか。

 ダイエーと同じく、巨大になりすぎた企業は倒産すると社会への影響が大きくつぶせなくなる、というのであれば、企業は規模を追求して大きくなれば最後は政府が手助けしてくれる、ということになりはしまいか。その点、破綻当時の政権も担当大臣もゴリッパな態度だったことも書かれ、この点では著者は少しJALに同情的にも読める。震災に続いてJAL破綻も、ルーピー一味にやられた感が強い。

 自分に馴染み深い企業の話だから興味深く読めたが、例えばこれが全く縁のない会社の話だったらどれほど読めたか、正直ちょっと自信がない。

 2018年3月16日 通勤電車にて読了
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2018年3月17~21日 【旅行】リベンジ!ニューヨーク(2)

2018-03-29 06:57:47 | 旅行・ハイク&ウォーク
 3月18日、2日目。週末で混むかもしれないので早朝から行動です。快晴だけど寒く、気温2度くらい。今日はマンハッタン島内を普通に観光します。実はニューヨークって大都会すぎてあまり好きじゃなくて、JFK空港を離れ市内まで出るのは久しぶりです。今回は自分にしては珍しくきっちり下調べをして赴きました。昨日と同じJ線で一気にダウンタウンの目的地までと思ったら週末は工事で途中からはバス代行、あらら。NYメトロこんなんが多い。気を取り直してE線でマンハッタンへ。

(1)National September 11 Memorial & Museum
 ようやく9・11関連施設に足が向きました。まずは、かつてツインタワービルが建っていた跡地の池(ビルの大きさと同じだとすれば、意外と小さかった)を眺め、在りし日の姿を思い浮かべました。9時のオープンと同時にミュージアムへ。9・11メモリアルなので、建設時や往時の写真は少なく「あの日」以降の史料が殆ど。瓦礫の中から回収したさまざまな物(写真)だけでなく、映像では飛行機が突っ込んだショッキングな瞬間、TVニュース、崩壊シーンなど、街の人々の放心の表情と合わせて展示されていました。展示客に会話はなく、みな見入っていました。彼らは広島の原爆資料館でも同じようにできるでしょうか?

(2)One World Observatory
 上記敷地のすぐ前に建てられた巨大なガラス張りのタワーの最上階?の展望台に登りました。まだ寒くて空気が澄んでいるぶん遠くまで見渡せ、JFK/LGA/EWRの3空港すべてを確認できました。改めてマンハッタン(島)の奥深さも。

(3)いきなり!ステーキ
 観光ポイントではないが、昨年2月にオープンしたと思ったら1年後には6店舗まで増えているのだから成功していると言えそう。日本でプラチナ会員である私が行ったのは一昨日オープンしたばかりのチェルシー店。開店したてでガラ空き。メニューや調度品のあちこちに英語が見えますが、モノは日本のと全く一緒、調味料等の配置までも!そして勿論、出てきたステーキも日本と変わらず!
 あれ、お客じゃない日本人が2人入って来ました。店員と話しているところを見ると会社のスタッフなんでしょう。出てゆこうとする姿を見て思わず漏れてしまいました「あれ、社長!?」耳に留まったのか、足を止めてこちらを見て「はい、そうです」。本当に看板やメニューでお馴染みの一瀬邦夫社長でした!開店セレモニーのあとも状況視察に留まっていらっしゃったのか。ちょっとお話して最後に「記念写真撮りましょう」と言われたのでツーショット頂きました♪

(4)The Hige Line
 単なる観光名所なだけでなくテツ的にもポイント高いのがハイライン、マンハッタンを走っていた高架貨物線が打ち捨てられていたのを遊歩道に再開発しました。シーズンだと途中に屋台も出るようだけど今はただ歩くだけ。それでもビルの合間を歩き、高い視点で街を見下ろすのは愉しかったです。人もいっぱい。南端のチェルシーから北端の34丁目まあで、約2.3kmを45分ほどかけて歩きました。

(5)Intrepid Sea, Air & Space Museum
 ハイラインの終点近くからハドソン川を見渡すと灰色の艦体が見え、思ったより近くにあったので初訪問しました。70年以上前の艦ながらさすがは空母、大きいです。なので公開されている一部の艦内設備を見て回り、さらに甲板を歩き回るだけでグッタリ。ファントムやトムキャットなどには驚かなかったけど、イスラエル製の「クフィール」を見られたのは収穫でした。

 7時前にホテルを出て、ここまでで16時過ぎ。もう少し日は残っていたけど、もうお腹いっぱい。ちょっと体力なくなっちゃったかな。再び地下鉄に乗ってホテルに戻りました。
 
 Wingate by Wyndham JFK Airport 泊 泊
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