日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】五十嵐太郎著 「過防備都市」(中公新書ラクレ)

2018-05-11 06:53:51 | 本・映画・展覧会
 通勤電車だと往復かからず読み終えてしまう、そんな「半端」な読み残しは早起きして読んでしまい、出勤時に図書館の返却ポストに入れてしまうのが良い。お供はハーブティー。無印良品のティーバッグを4種類くらい買って日替わりで飲んでいますよ。何の話かわからなくなった。

 防犯カメラ、門扉を閉ざした(完全に閉ざすと児童が逃げられないため少し開けておく場合もある)学校、孤立化の進むマンション。安全安心を考えればそちらの方向に進まざるを得ない。コミュニティで声を掛け合い顔見知りを増やす逆の試みも紹介される。できればそちらが望ましい。でも特に親御さんからしてみれば万が一を想定しちゃうよね。PTA会長が犯罪者になったりする時代だ、人を信じきれなくても無理はない。

 と言う事で、日本に限らず海外含め、監視社会、ゲーテッドコミュニティなどが進行している状況はよく分かった。だがそこまで。著者にも、誰にも、それが正しいのか、正しくないなら違う方法(先に書いた「みまもり社会」)で良いのかは判らない。判らないなら別に、この程度のことならわざわざ本にしなくても皆わかってるんじゃない?と思ってしまった。ご存じない向きへ警告の書だと捉えれば良いのだろうか。

 2018年4月22日 自宅にて読了
コメント (2)
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