日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【映画】タクシー運転手 約束は海を越えて

2018-05-22 20:00:12 | 本・映画・展覧会
 2017年の韓国映画興行収入No.1なんだそうである。たぶん主演のソン・ガンホが人気俳優と言うだけなく、韓国近代史の暗部の一つに相違ない「光州事件」が舞台だったこともあるのではないか。

 ソウルで女の子を抱え貧しく暮らすタクシー運転手が、休憩所で聞きつけた高額報酬の案件に釣られ、ロクに英語を話せないのに外国人記者を乗せて光州まで走ってゆく。苦労して町に潜り込みほうほうの体で直ぐに逃げ出そうとするが、報道されない現地の混乱と市民への弾圧を目の当たりにするうちに彼も「同志」となり外国人記者と行動を共にし、世界へ事実を伝える力になってゆく…物語は実話ベースで、主役のタクシー運転手にもモデルとなった人物がいる。

 割とシンプルなスト-リーの中に、妻に先立たれ貧しく男手一つで娘を育てる大変さ、政府による市民弾圧に対する正義感、タクシー運転手同士の連帯感、色々な感情が絡まりあい作品に厚みが出ている。正義漢ではなく飄々と、手っ取り早く金を稼ぎたいだけの中年男が次第に引き締まった顔つきに変わってゆくのが誰にでも判るだろう。

 光州事件から40年近く経ったとは言え、よく公開できたと思う。昨年11月の訪問前に本作を観ていたら、光州での過ごし方が変わったかもしれない。

 2018年4月27日 JL12便(成田→ダラス)機中にて

追伸
 写真は昨年11月に光州駅に行った時に置かれていたもの。何だろうと思いつつ撮りましたが、いま思えばこの映画のものだったんですね。
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2018年4月27日~5月6日 【旅行】コーヒー買い付けに?中米周遊(3)

2018-05-22 06:42:57 | 旅行・ハイク&ウォーク
 4月29日。ベリーズと言うとマヤ文明よりもビーチリゾートとダイビングの方が有名かもしれません。とりわけ有名なのが「大穴」ことブルー・ホール。ここは多分、ダイビングボートで行くより上空から眺めた方が良い。幸い遊覧飛行もあるようなので、少々お高いですが申し込みました。しかし「他に予約ないので運航予定なし」が続き、前日の確認でも「他には申し込みないねぇ…」と言う返事。夢はあえなく潰えました。こんな感じの光景を見たかったのですが。

 仕方ないので、夕方の移動まで暇つぶしです。朝食を兼ねて町を歩き(写真)、ホテルに戻り11時にチェックアウト。以降は1時間単位で追加料金を取られるというので。荷物をフロントに預け、再び町を違う方向へひと歩き。昼食を済ませて戻り、タクシーで空港へ。

 今日はグアテマラのフローレスへ。バスだと5時間かかります。目的地はフローレスからバスで入ったティカル遺跡、グアテマラシティからのツアーで参加しても良かったのですが、それも往復に時間が掛かる(ベリーズシティからの方が近い)ので。9N4400便(C3-HHL:Cessna208B)は小型プロペラ機、それで45分ほどのフライト。自由席だったので副操縦士の真後ろに陣取り、ずっと観察してました。到着後ATMで現金を下ろそうとしたけど2台引き出せず、10分ほど歩いた3台めでようやく引き出せました。危ない危ない。

Hotel Quinta Maya泊
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