
観よう観ようと思いつつ本作の背景にあるアメリカ大統領選挙も投票日を迎えてしまい、ヤバい公開終了してしまう!ので最終日に滑り込み鑑賞。
アメリカで「内戦」が勃発し、それを取材にジャーナリストがひしめき合う。若い時から一線で活躍してきた女性戦場カメラマンと、戦場カメラマンにあこがれる駆け出しの女の子が物語の軸。
ここのところ戦いのなかったアメリカ本土での内戦、銃で撃たれ爆弾が報られ、人々が簡単に死んでゆく。それを、動揺しながらも撮ってゆくカメラマン。先頭の最前線では、突入する兵士の直後に続き現場へ突進してゆく。まともな神経ではやって行けないと思う。そう、戦場カメラマンはどこか「壊れて」いると、ベトナム戦争あたりでさんざん言われていたじゃないか。
本作は戦争(内戦)の狂気を描いたなんて評論を呼んだし、タイトルだってWARだ。だが観て印象に残ったのは、戦場カメラマンの別の意味での狂気と、世代交代の物語だった。本作エンディングに映し出された「記念写真」、ぞっとするがあれが狂気の象徴なのだと思った。日本語字幕の助けを借りながらも、かなりのセリフを聴き取れたのは嬉しかったな。
それにしても本当に「もしトラ」である。日本にとって経済は好影響、外交は悪影響になるのだろうか。どうすることもできないな。
2024年11月7日 川崎・チネチッタにて
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