正業の傍らで、賃金の安い副業もする中年以上の男性が増えているらしい---インタビューと自らも働いてみたことによる、著者のルポ。
ただ低賃金を糾弾するだけの書ではなく、それでもそうした仕事に従事するオジサンたちの理由に迫る。単なるカネ欲しさだけの場合もあるが、給料以外に何かを見出しているオジサンも多い。そういう部分をレポートしていることが、本書の価値。
自分も「日雇いバイト」をしている身、そこに至る背景も内容も待遇も全く違うけれど、オジサン達の気持ちはちょっぴり解る気がした。春になると、仕事が増えてくる。今年も同じ仕事をするか、ちょっと迷っている状態。
2025年2月10日 自宅にて読了
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